ほんもんぶつりゅうしゅう

2014-12-01 08:00

如是我聞 12月の御奉公

 今年も早や師走の月、歳末迎え、日毎に何かと気忙しくなります、
宗門では
今月から、平成二十七年度、開導聖人ご生誕二百年慶讃、開花運動の
第三年度の新しい信行ご奉公スタートの月です。行く年のご奉公をしっかりと反省し、来る年の
信行の改良をさせて頂く準備が大切です。尚立寺は新本堂が建立され早や三年余を経過しました。立派な新本堂の環境・拠点が生かされご弘通が充実させて頂けるよう教講がご信心を改良し異体同心のご奉公が最優先の課題です。開導聖人ご生誕二百年記念ご奉公も折り返し地点にさしかかり、二十七年、二十八年、二十九年の三ヵ年にご弘通の花を少しでも多く開花させて頂かなくてはなりません。その開花運動に合せて尚立寺の現状、ご弘通の停滞下降を何としても食い止めることが出来ます様、明年からご弘通再建運動を三ヵ年に亘って推進します

 「反省すれども後悔せず」これは落語家の小朝師匠が百才を迎えたお年寄りと話をしていた時、あるお年寄りが言っていた言葉だそうです。反省は前向き、後悔は後ろ向き、というので、うーんさすがとうなったそうです、まさに長寿の秘訣もこんなところに感じられます。過ぎ去った日を悔いずに、今これからの生きてゆくところに人生の足跡が残されてゆきます。

 開導聖人御教歌に

 いたづらに文をみしとてさかさまに  巻かへされぬとしのくれ哉

              (御消息  文久二年十二月十七日 扇全十八巻四二頁)

 指南

「人多く現世のみ願て未来を願はぬ 故に後悔するなり

                                                                              (  一葉百座講義録  扇全五巻四六頁 )