2016-02-06 13:06
如是我聞 2月の御奉公
開導聖人御教歌
春風の梅が香さそふ心地して きくもみのりのはなしなりけり
此の御教歌のお書添えには 「きさらぎのころ御講まうでのかへるさと見えて、
人々うち物かたらひて来るにあひてよめる。」とあり開導聖人がお講参りの途次
の人々がご奉公の話しを楽しそうにしゃべりながら来られるのを聞いて、その内
容が世間的な欲などではない、参詣のご信者はさすがに貴くエライなとお示しに
なったのです。
立春・東風凍りを解く、と言います、暖かい春風が吹き川や湖の氷が解け出し
ます。春一番の山菜、雪解けの土の中から顔をのぞかせる蕗の薹(ふきのとう)で
す。梅一輪いちりん程のあたたかさ、と詠まれて春到来です。
開導聖人ご生誕二〇〇年慶讃・開花運動正念場の第四年度、お互い佛立信者に
はご奉公の春到来です。寒参詣で聴聞した御法門を実践に移しご弘通の花がりっ
ぱに咲きますように、下種結縁の活動を盛んにさせてもらいましょう。
御指南にも
「弘通して人を助くるには声にあり、」とお示しです
お寺やお講席、お助行席の即是道場が「即是雑談の場」となることのないように
心しましょう
「春風もって人に対し、秋霜もっておのれに処す」(佐藤一斉)
と申しています。
慈悲・思いやりの心で、人様の不安や悩み苦しみをお聞きし
御題目口唱をいちばんに、教化誓願の花が咲きますように、
正法帰入のご祈願成就に取組みましょう。