ほんもんぶつりゅうしゅう
2020年04月01日
終日口唱会に153名が参詣 怒らず焦らずコツコツとご奉公を!
東京中央布教区では、去る2月9日、信泉寺(住職・川口日智上人)において令和2年度の布教区終日口唱会が開催された。
暖冬といわれる気候の中にあって、当日は、これぞ冬、というような快晴、そして寒風の吹く天候となったが、ひとたび本堂に入れば、その寒さを吹き飛ばすかのような、布教区管内ご信者皆々様の、熱気あるお看経、10時開式の時点でも大変多くのお参詣があり、正午の時点で教務師・ご信者合わせて104名のお参詣を頂戴した。
正午に信泉寺ご住職代理のご奉公をされておられる川口日順師より講話を頂戴し、「つとめよやいかなることもかなふべし あめのしたゝりいしをうがてば」の御教歌をいただかれつつ、「世の中、今すぐ答えの出ることばかりではない。
『怒る・焦る・イライラ』こそ、実は問題解決が遅くなる原因。欧州共通の諺として『ゆっくり急げ』とある。目の前の事に一喜一憂せず、心を静め、ゆっくり確実に、毎日毎月コツコツと積み重ねるご信心が大事です」と、佛立信者の精進の姿勢についてご教授いただいた。
約40分の講話と諸ご披露を経た後、お看経が再開され、終了時間の16時まで途切れる事のない、教講両務、異体同心の口唱会となった。
終了後、加藤日感布教区長より、「元来、人間は助け合いの中で生きてきたもの。健康の為には互いに人助けのお教化、支え合いのご奉公をしっかりさせていただきましょう」と激励の言葉をいただき、信泉寺・川﨑浩司局長より御礼の言葉をもって口唱会が終了。
口唱会終了時点で総合計153名のお参詣、うち、終日お参詣された方は25名。
最後に、その場に残ったお参詣者全員で記念撮影。一同、充実感に包まれる口唱会となった。
高祖ご降誕800年慶讃ご奉公も3年目を迎え、いよいよ折り返し地点へと差し掛かった。布教区全体としてもなかなか思うような成果が上がらず、忸怩たる思いに絶えないが、講話にもあったように、ご奉公円成に向け、怒らず・焦らず、一つ一つコツコツと、させていただくべきご奉公を着実に積み重ね、御正当年には、御宝前に胸を張ってご報告ができるよう、布教区管内一同に精一杯精進させていただく所存である。(布教区広報部 記)