2019年07月01日

原田環境大臣が佛立ミュージアムへ 館内を見学され講有上人ともご面会

京都佛立ミュージアムでは昨年11月から、近年多発する自然災害を端緒に、世界を危機に陥れる気候変動とそのメカニズムを紹介するとともに、み仏の説かれた自然や環境に対する視座に触れる企画展示「不都合な真実展/仏教と環境展」を開催してきた。この展示会の最終盤、去る5月11日、原田義昭・環境大臣が来訪された。
この週、国立京都国際会館では「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」総会が開催されており、これを記念して京都市は「IPCC第49回総会京都市開催記念シンポジウム 脱炭素社会の実現に向けて~世界の動向と京都の挑戦~」というイベントを開催。会場内のスペースを提供いただき、京都佛立ミュージアムよりパネルを持ち込んで出張展示をおこなった。
また、世界の気候変動問題に対処する先駆的指導者として知られるアル・ゴア氏(米国第45代副大統領・『不都合な真実』著者)からは、このシンポジウムに向けてビデオ・メッセージが届けられ、シンポジウム会場と京都佛立ミュージアム館内で同日放映を解禁。多くの反響をいただいている。
原田・環境大臣は同シンポジウムにて登壇、英語によるご挨拶を行われた後、その足で京都佛立ミュージアムへ来館。本宗からは、小西日演・宗務総長はじめ関係諸役員が出迎えた。
長松清潤・館長が展示会場を説明しながら案内。館内で放映されていたアル・ゴア氏による日本政府の環境政策に対する鋭い指摘をも、懐深く真っ直ぐに受け止められていた。また、展示の最後にある「環境と仏教」のコーナーでは、仏教の視点に改めて関心を寄せられ、特に開導聖人の御教歌に共感された様子であった。
展示案内の後、講有上人とご面会。大臣からはIPCC総会や京都市シンポジウム、パリでの会議についてお話があり、仏教界が環境問題に取り組む意義が強調された。また、講有上人とは九州同郷であり、ならではの話に花が咲き、帰りの新幹線を1本遅らせてまで滞在いただき、終始親しく和やかな雰囲気で会談が進められた。
この度の貴重なご縁を前に、引き続き、あらゆる壁を越えて、地球を救い、人類を救い、生きとし生けるもの全てを救い、子どもたちに胸を張って豊かな自然を受け渡すことができるよう、さらに精進しなければならないとの誓いを新たにした次第である。
以下は、原田・環境大臣が同日、インターネットに投稿された文章である。

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仏教界、環境に対し懸命に

京都会議の後、京都の仏教宗派、「本門佛立宗」(ほんもんぶつりゅうしゅう)の本部の環境展示会を訪問しました。同宗派は現代の環境政策は仏教思想にこそ軌を一にするとして、SDGs運動や国の環境政策を積極的に支援しており、とりわけアル・ゴア氏(元アメリカ副大統領で、世界的環境政策指導者)を仰いで、活動の幅を拡げるなど、私はその姿勢に心から敬意を抱いています。
今回は短時間でしたが、展示会を見学し、また同派最高指導者らと親しく懇談し今後の環境活動につきともに協力を約したところです。

〈学びのことば〉
・「将来を守るため、私たちはもう一度立ち上がらなければならない」
(天文学者カールセーガン)
・「空は顔 月日はまなこ 山は鼻 海山かけて我が身なりけり」
               (日扇聖人)