2020年04月07日

新型コロナウイルスの対応に関するガイドラインvol.2 緊急事態宣言を受けてのご奉公について

令和2年4月7日 
宗務総長 小西日演

新型コロナウイルスの対応に関するガイドラインvol.2
緊急事態宣言を受けてのご奉公について

 令和2年4月7日、政府より東京はじめ7都府県に緊急事態宣言が発表されました。これを受けて、宗門として以下の対応を宗内教講に対して呼び掛けさせていただきます。ただし、このガイドラインは、緊急事態宣言が発令された地域の寺院が、ご奉公を進める上での参考です。地域差や各寺院の事情もありますから、寺院ごとに最新の状況をよく把握してこのガイドラインと照らし、信行道場を維持する最善の判断をされることを期待します。
 なお、このガイドラインは、緊急事態宣言が解除されるまでの期間を想定したものとし、それ以降の対応については状況の推移を見ながら、必要であれば改めて通達させていただきます。

■■■ 1.基本的な考え方 ■■■
 新型コロナウイルスの感染拡大に備える基本的な考え方は、令和2年2月26日に通達した「新型コロナウイルスの対応に関するガイドライン」に示した通りです。
ただし、今回の「緊急事態宣言」は、人の動きを必要最小限に抑えることでウイルスの拡散を徹底的に防ぎ、終息へと向かうことが目的ですので、国民として基本的には足並みを揃えることが大切です。なぜなら、例外があれば所期の目的を達することが適わず、多くの人が多大な犠牲を払って協力してきたことを無駄にしかねないからです。尊い如来使の日常信行ではありますが、国家の、否、世界の危機にあって、本門佛立宗の寺院が終息に向けた和を乱す存在となってはなりません。
この宣言は、言うまでもなく通常とは違う特別な状況を指しています。その辺りを十分にご考慮いただき、それぞれのご奉公の対応をいただくことをお勧めします。

■■■ 2.各種行事の執行 ■■■
①御会式
 ・御会式は三祖への大恩報謝の法要ですので、中止という選択は難しいと思いますが、緊急事態宣言が発令された地域では、その期間中の御会式は極力延期されることをお勧めします。
・どうしても延期の日程が取りにくい場合は、今回は特別な事情ですので「開導会との併修」も視野に入れ、「今回に限った非常手段」としてお勤めになることをお勧めします。
・2月26日にガイドラインを通達して以降、「規模を縮小しての奉修」や「寺内奉修への変更」という対応が増えているようです。通常の感染症対策としては規模の縮小は効果が期待できますが、緊急事態宣言の中では小規模であっても執行する以上、人を動かすことは変わりません。むしろ寺内奉修が拡がることで、「他寺院の教講を招待して布施供養し、お寺が功徳を積む」という基本が崩れることを心配する声も聞くようになりました。この辺りのご配慮も、宜しくお願い致します。

②御 講
 ・御講の奉修も、緊急事態宣言の期間中は御会式に準じた対応をお勧めします。
 ・延期の日程が取りにくい場合は、「今回に限った非常手段」として、緊急事態宣言が解除されてからの合同御講等の奉修等をお勧めします。
 ・御講の奉修が困難な場合は、教務員外護の観点での事務局のサポートをお願いします。

③お寺参詣(御修行参詣、朝参詣)
 ・お寺の御宝前へのお給仕およびご参詣は、基本的には寺族で行い、ご信者が自宅から通われるのは緊急事態宣言が解除されるまでご遠慮いただくことをお勧めします。
 ・ご信者にはお寺参詣の代わりに、朝参詣や夕看経などの時間に自宅で口唱させていただき、共に新型コロナウイルスの感染拡大の早期終息を祈る等の指導をされることをお勧めします。
 ・インターネットの環境がある寺院は、この機会に御法門の配信等にも挑戦されることをお勧めします。また、そうした環境が整備されていない寺院は、宗門の公式ホームページを利用した御法門聴聞に挑戦されることをお勧めします。
 ・日々のご祈願やご回向、諸有志の奉納等は、「今回に限った非常手段」として緊急事態宣言の期間中の分をまとめて受付け、毎日言上がなされる体制を作ることをお勧めします。

④その他
・葬儀等のその他の法要については、前回のガイドラインを参照してください。
・手術のお助行等、急を要する場合はご住職や担当教務に遠慮なくご相談ください。
・非常事態でご奉公を省略する分、ご信心の上では功徳を積む機会を失っています。「ご参詣できない分、家の御宝前での口唱に励む」「御法門が聴聞できない分、信行体験談をたくさん読ませていただく」「日々のお油料やお賽銭がお供えできない分、御有志に気張らせていただく」等、別の角度で功徳を積ませていただく工夫をさせていただきましょう。

以上