2014-11-01 08:00
如是我聞 11月の御奉公
一ヵ月程早いと思いますが、平成二十六年、今年はどんな年だったでし
ょうか。その人その人でいろんな感じ方や思いがあると思いますが、やは
り残念ながら明るいニュースよりも、台風等に伴う諸の災害、とくに思いがけない
御嶽山の噴火による五十数名の犠牲になられた方々とご遺族に対してただただお悔
みと追善のご回向をさせて頂くのみです。
さて、平成二十六年もこの十一月で信行ご奉公の〆切となります。年度末の締
めくくりと新年度への移行準備をしっかりとおこなって行きましょう。開導ご生誕
二百年の慶讃ご奉公開花運動の第二年度としてスタートしましたが、結果は尚立寺
もご信者一人ひとりも、どの位の花を咲かすことが出来たでしょうか?その総括の
上に新年度に対する目標を立てなくてはなりません。
当宗は謗法のお寺と違って、一年三百六十五日お寺参詣の休日は有りません。
午前六時から八時まで(特別の時、例せばお会式前の祈願参詣は八時半まで延長)
二時間のお看経です、
今年は髙野文治英子ご夫妻がほとんど毎日参詣されています、ご主人は身体がご
不自由の中、歩行器・にてのお参詣に精進でした。奥さんも車を運転されご主人を
車に乗せられサポートしながらのお参詣です。本堂では大きな声でお看経をされお
供水を沢山頂かれて帰られます。健康な人でも毎日のお参詣が出来ない人が多い中
ほんとうに随喜を致します。
開導聖人は、時をたがへざるもの哉と題されて
「日のひかりあきになれれば我が宿の
桐の葉もやや散りそめにけり」
と御教歌をしめされ、のき端の萩のそよぐかぜ、桐の一葉のおつるなとは秋の約
束事也。時刻違はぬを思へ。とご指南です。
「お講参詣の度数、御講勤め日の数、助行等、御灯明の油、お線香ろうそく等一生
の間の積功累徳、信者の思い出也。心を尽し身を労するをご奉公を楽しむを当世の
お弟子旦那と申す也。」一回一回心をこめて信行の功徳を積みましょう