2015-03-01 08:00
如是我聞 3月の御奉公
今月六日は二十四節季の一つ「啓蟄(けいちつ)」です、
大地が温かくなって土の中の虫たちが地上に這い出してくる、
という意味です。そして二十一日はお彼岸の春分です、昼と夜が同じ長さの等分の日でこの日から昼が長くなり夜が短くなって行きます、「あつさ寒さも彼岸まで」と申します、もうそこまで春が来てます。
又十一日は、東日本大震災から四年です、長いようで短い、短いようで長い四
年の歳月、まだまだ復興の途上であり、被災地と故郷を離れなければならない多
くの人々のご苦労は筆舌では言い尽くせない事だと思います。お身体を大切にし
て苦難を乗り越えて頂きます様、祈念する次第です。
さて、佛立開花運動、折り返しの第三年度の今年も早や三か月を経過します。
そして来月十九日は、当山の春のお会式「門祖会」をお迎えしますが、残念なが
ら肝心のご弘通の開花、とくに記念お教化が零のままです。
ご指南に「なんぼ言うても改良はせぬ」と申されてありますが、人助けの菩薩行
は佛立信心の極意、人をお助けして、わが身も幸せのご利益を頂くことが何より
も大切なんですが、その第一歩は普段日常のふれあい、そして下種の種まきが欠
かせません。その中味に喜びの心を人様にお伝えする「慈悲」と人柄があれば、
かならず結縁されます。改良また改良です。