ほんもんぶつりゅうしゅう

2016-12-04 11:07

如是我聞 12月の御奉公

 師走の月を迎えて、「あっという間の一年だった」長い一年だった」のか、人それぞれ感じるところは違うでしょう。今年は様々な自然災害が次から次へと発生し、多くの尊い「いのち」が失われ、大勢の人が被害を被られました。

 先月末には、五年前の巨大地震による余震、半世紀ぶりの降雪も起きました。自然の脅威の前に、人間はいかに無力かを天災の度に痛感させられます。防災対策は環境を整えることも必要ですが、精神的に強くなるということも欠かせません。

 「災害に負けない強い心を持つこと、精神的に負けてしまうと、乗り越える為の力が湧いてこなくなります。お互いご信者は、お寺参詣で御題目口唱と御法門聴聞で、何が起きてもブレない、強情な信心前を身に付けたいものであります。

 

さて、今月より二十九年度の新しい弘通年度の御奉公がスタート致しました。

 今年度は「開導聖人ご生誕二百年」ご正当(四月一日)の年です。に全国よりの記念本山参詣が始まり、来る四月二十三日(日)は第五支庁が当番です。私たち尚立寺も第四座(午後二時)にお参詣させていただきます。お参詣の方たちは勿論、行かれない方々も慶讃記念の四つの花を咲かせて、お供させていだきましょう。

 また、ご承知のように、十月より信敬師が神戸本法寺での十年間の御奉公を終え、帰山されました。今年度より本格的なご奉公となりますが、ご信者各位におかれましても、積極的に協力、魅力あるお寺作りを目指し、笑顔で楽しくご奉公させていただきましょう。

 開導聖人御教歌

    いたづらに文をみしとてさかさまに 巻かへされぬとしのくれ