ほんもんぶつりゅうしゅう

2016-06-01 20:20

№420 「開導聖人の御勧請」

420 平成28年6月1日 清現寺通信 6月号(第1面)

 

 「開導聖人の御勧請」    信良

 開導聖人ご生誕二百年の慶讃ご奉公をさせ

ていただいている中で、講有上人よりの「諭

達」(諭し、通達する) が届きましたのでご披

露いたします。

『   諭  達

 法要式の総要につき、一言申し述べます。

 宗門では公式式典において昭和五十年の

 本門佛立宗妙講一座奠定より、

 開導聖人の御勧請を

 「南無本門佛立宗開発教導日扇聖人

  大恩報謝」と言上しています。

爾来、四十余年の間に開導百遠諱、開講

百五十年を経て、明年にご生誕二百年を

迎える宗内教講の開導聖人への敬慕の思

いはさらに深まり、これを受けて

開導聖人の御勧請を

「大慈大悲大恩報謝」

とすることを教学審議会に諮問しました。

その答申を受け、最高顧問会において承

認がなされ、この度三祖一轍のご信心へ

の敬いを宗門の総導師として本山御宝前

に表することは私の喜びとするところで

す。

さらには宗内の各法要の座にて開導聖人

への敬いをされに表されんことを希み、

諭達といたします。

平成二十八年五月

 本門佛立宗 第二十五世講有 日開[御印]

 以上が諭達の全文で、今までは、

 南無高祖日蓮大菩薩 大慈大悲大恩報謝

 南無高祖日隆大聖人 大慈大悲大恩報謝

 佛立開導日扇聖人  大恩報謝

と言上させていただいていたのを、この開導

聖人ご生誕二百年を機に、三祖とも「大慈大

悲大恩報謝」と言上させていただきましょう、

とお教え下されたのです。どうぞ、日々のお

看経やお助行等でも、その様に言上させてい

ただくようにご披露下さい。

 また、口で言上させていただくだけでなく、

大慈大悲に対して、報い奉る教化の成就と、

来る六月二十六日の開導会の奨引に励み報恩

のご奉公を心がけて下さい。