ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-01-06 10:44

1月6日の「毎日ぶっきょう」

「コロナじゃなくても死ぬ」

そんなメッセージを発しているお寺の掲示板がありました。世の中「コロナ、コロナ」とマスコミが報道するので、頭の中が「コロナ」で一杯の人も多いでしょう。正しく知識を身についけて、正しく対処することは必要ですが、マスコミの伝え方を見ていると、どうも偏りがあるようで、必要以上に不安になったり、反対に極端な楽観視が生まれているようです。そうやって頭の中で「コロナ、コロナ」となっている間も時間は流れ続け、私達の命は消費されています。

 

皆さんは今、本当に正しい命の使い方ができていますか?そういう時間の過ごし方ができているでしょうか?コロナ報道で「明日は我が身」と思っている今日の自分が、思いがけずコロナ以外で死ぬこともあり得ます。お餅を詰まらせて亡くなった方もあれば、父親が運転するフォークリフトに轢かれて亡くなった子もあります。つまり、どんなに将来に不安を覚えたとしても、その将来がやってくる保証は誰にも無いということです。そう思えば、将来の不安を抱えるせいで「今日の生き方」が疎かになってしまっては本末転倒、実に勿体ない。

 

過去を振り返るのは、過去から学び「今日の自分」が活用するため。未来を思い描くのは、未来を見据え「今日の自分」が努力するため。どんなに懐かしく思っても、過去には戻れないし、やり直すことはでいません。どんなに頭の中で考えても、未来がどうなるかなんて、誰もわかりません。まずは「今日の自分」が地に足をつけて、今という瞬間を有意義に生きることが大切です。その道標、指針となるのが仏教ですので、ぜひ今こそ仏教と共に人生を歩んでいきましょう!

 

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