ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-09-14 09:33

9月14日の隆宣寺日記

「前向き、ポジティブに生きた方がいい理由」
仕事、勉強、家事など毎日色んなことに取り組んでいると思いますが、その取り組みの成果が出るのは、これから先の出来事だと思っていませんか?もちろん、自分で認識できる成果、みんなに認識してもらえる成果になるまでは、それだけの取り組みと、それ相応の時間がかかるものです。
 
しかし、それはいきなり降って湧いたようにあらわれるのではありません。実は、私達の《心》のレベルでは常に原因と結果が積み重ねられているのです。つまり、思ったこと、やったこと、言ったことの結果はリアルタイムで、私達の《心》に内在していて、私達の《体》に影響を与え続けているのです。
 
それが、ある時を境にして、自分で認識できる形となってあらわれ始めます。体調の変化であったり、表情や人相の変化であったり、言葉や行動の変化であったり、その時になって、ようやく自分がやってきたことの成果が自覚できるようになるのですが、残念ながら、その変化が因果応報、自業自得だと気づける人は少ないものです。
 
しかし、仏様はあらゆる出来事は、自分自身の原因と結果によって導き出されるものであり、その原因と結果の内容、質によって、それに見合った報いがあると教えてくださっています。ということは、いかに《心》のレベルで良い生き方、良い考え方をするかが非常に大切で、そういう生き方、考え方を意識することによって、自然と良い報いが期待できるようになるのです。
 
同じ取り組みをするにしても、前向きに、ポジティブに。周りの人に対しては、感謝や寛容の思いを持って取り組んでいく。これまでと全く同じ仕事量であったとしても、全く同じルーティンであったとしても、積み重なる原因が全然違ってくると同時に、積み重なる結果も全然違ってきます。
 
そうやって取り組みの中身、質が良い方向へ変わっていけば、自然と、成果の中身、質も良い方向へと変わってきます。全ては《心》に始まり《心》に終わる、その積み重ねです。「やるべき事をやる」だけではなく、どういう《心》で取り組むかが重要。
 
ただ、前向きに、ポジティブになりたくても、なれないこともあれば、他人に対して感謝・寛容の思いを持ちたくても、持てないこともあります。でも、安心してください、そんな私達のために仏教があり、お寺があります。仏様が教えを説かれた本当の目的、お寺の役割を、ぜひ体感して欲しいと思います♪
 
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