ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-01-18 11:13

1月18日の「毎日ぶっきょう」

「死」は誰にでも訪れる《人生のゴール》です。ただ、いつ・どこで「死」が訪れるのかは、誰にもわかりませんし、誰にもコントロールできない、自分自身ですら「その日」を決めることはできません。私達は、そのことを「他人の死」から学んで、知っているはずなのですが、それを「自分のこと」として受け止めることが、なかなか出来ずにいるのです。

 

もしかしたら、それは「まだ死にたくない」「まだ死ぬはずがない」という私達の意識的、無意識的な思い、願望、欲求に基づくのかもしれません。しかし、その願望や欲求の通りになるとは限らず、いくら「道半(なか)ば」と訴えたとしても、一旦、目の前に《人生のゴール》が訪れたなら、否応なしに、そのゴールを切るしかありません。それが本当の意味で「生きる」ということであり、決して目を逸らしてはいけない事実なのです。

 

その点で、仏教は「死」を積極的に取り上げ、「死」という事実から《苦》を取り除こうとします。人生の最後は必ず「死」であり、その「死」が《苦》だとするなら、どんな人生もバッドエンドです。当然、そこに至るまでのプロセスで「老いること」「病気になること」といった《苦》もあります。そういった人生のイベントから《苦》を取り除き、ハッピーライフ、ハッピーエンドとなるように、私達を正しく導いてくださるのが仏様の教えですので、ぜひ仏教と共に生きていきましょう!

 

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