ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-11-02 06:30

11月2日の隆宣寺日記

世の中には「よい事」と言われていることは沢山あります。もちろん「よい事」と言うからには、それなりの根拠や理由があるものですが、そのすべてが《全く同じ判断基準》によって決められたものではありません。そのため「よい事」と「よい事」がぶつかり合い、相反することもあります。
 
そんな時でも正しい選択ができるようになるには、正しい判断基準を持つことが大切。状況によって、相手によって判断基準が違ってくると、必ず人生にブレが生じてしまいます。誰かに判断を委ねるのではなく必ず自分自身で判断をする…、そのための一貫した判断基準。それは永遠に変わることのない、仏様が悟り、明らかにされた《この世の真理》です。
 
一見、善いように感じるものも、その裏側や内側に思わぬ悪が潜んでいることもあります。反対に、悪いように思えるものも、事の真実として思いがけない素晴らしい善があることもあります。私達は自分の五感で、自分の心で物事を感じ取る訳ですが、それだけが判断材料ではありません。仏教という、何物にも流されない、ブレない、普遍的、客観的基準を持つことが、何よりも大切なのです♪
 
*朝参詣ライブ配信はお休みでした
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