ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-07-12 12:47

7月12日の「毎日ぶっきょう」

「素直が一番!」「正直が一番!」と言いますが、何に対して素直・正直であるかが重要です。恐らく《自分》に対して素直・正直であるべきと思っている人が多いかもしれませんが、これは要注意。たとえば「自分の気持ちを偽って本音を言わない」「本当はやりたいことはあるのにやろうとしない」という場合であれば「もっと自分に素直・正直になればいいのに」という意見は成立すると思います。

 

しかし、目の前の信号が赤なのに「急いでるから渡りたい!」という場合は、自分の気持ちに対して素直・正直になってはダメで、守るべき法律や交通ルールに対して素直・正直でなければなりません。赤信号は止まれ、横断歩道は歩行者が優先、制限速度は守るなど、交通安全を実現させるためには「自分の気持ち」よりも優先させるべきことがあり、その規則に対して素直・正直であるべきなのです。

 

そう思うと「素直が一番!」「正直が一番!」とは、一概に自分の気持ちに対してのみ使うものではなく、優先すべき物事を見極めた上で、何に対して素直・正直であるべきかを判断しなければならないのです。《相手の気持ち》《ルール・マナー》などなど、よくよく見回すと、そう簡単に自分のことばかりを優先できないことにも気づかされる訳で、常に意識を働かせながら生きることが大切だと気づかされます。

 

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