ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-11-19 09:37

11月19日の隆宣寺日記

間違い、失敗は誰にでもあるものですし、人間である以上「魔が差す」瞬間だってあります。どんなに年齢を重ねても、どんなに経験を積んでも、どんなに知識や技術を身につけても、どうしても完璧、完全にはなれず、どこかしら未熟な部分があるのが「人間」というものです。そう思えばこそ、間違いや失敗をしないように気をつけること以上に、私達にとって大切なのは、間違いや失敗、それこそ過ちを犯した時に、遅滞なく正しい事後対応することであると言えます。

 

間違いを「間違い」として、失敗を「失敗」として、悪を「悪」として認める。「でも…」「だって…」「どうせ…」と言い訳や責任転嫁をしたがるクセは引っ込めて、素直に認めてしまえば、あとは自分で自分を改めていくのみです。これが出来ないと、いつまでもズルズル引きずり、同じことを繰り返す羽目になります。まずは、このスタート地点に立つことが、正しい事後対応の第一歩です。

 

あとは、周りの人からの忠告やアドバイスに、しっかりと耳を傾けること。そういう意味では、まず「聞く耳を持つ」ということが大きなポイントです。自分で自分の顔や背中が見れないように、自分では気づけていないことが必ずあります。自分はちゃんとやってるつもりでも、実はちゃんと出来ていないことだってあります。そう思えば、忠告をしてくださる、アドバイスをしてくださるのは、本当にありがたいことです。

 

私達にとって、間違いや失敗をした時、過ちを犯した時というのは、自分自身を改めるタイミングです。やってしまった事実は変えられませんが、その価値や意味はいくらでも変えていけます。間違いを「間違い」のままにしない、失敗や過ちを単なる「マイナス」にしてしまわない。これを機に自分自身が改まれば「あの失敗のお陰で…」と思えるようにすらなります。「あの失敗のせいで…」のままにしてしまう、それが最大の失敗であると言えるのです。

 

これからも間違いや失敗は必ずあります、アカンことをしたり、言ったりもするでしょう。でも、その時にきちんと反省できる人、きちんと改良できる人になっていくことが大切。その繰り返しによって、少しずつ成長していくことができます、全てが人生の糧になります。人生、死ぬまでが成長期、もっと言えば、死んだ後も来世に向かって成長期です。これからも過去(やってしまったこと)に学び、未来に向かって自分自身を改めていきましょう♪

 

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