ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-05-29 11:33

5月29日の「毎日ぶっきょう」

建物を支える柱の中で、最も重要な役割を果たす柱を「大黒柱」といい、同様に家族(組織)を支える中心的な人のことも「大黒柱」といいます。建物も家族も「大黒柱」に支えてもらって安心・安全に日々が過ごせますが、ただ「その大黒柱を支えるものは無いのか?」という話になると思います。「大黒柱なんだから、自分で自分のことを支えて、何があっても踏ん張るんだ!」という高い志は、実に素晴らしいのですが、やはり大黒柱にだって限界はあります。

 

多少の雨風や地震なら耐えることはできても、巨大な台風や地震だと一溜まりもありません。それと同じ様に、小さな問題がいくつも重なったり、大きな問題が一気にやってきたりなど、周囲の環境が大きく変化することもあれば、病気やケガをしたりすることもありでしょうし、最近では心が折れたり、心の病気になったりして「大黒柱」の役割を果たせなくなることも。一番大切で頼りになる大黒柱が「大黒柱」として機能し、みんなを支えることができるように、やはり大黒柱にも「大黒柱」が必要であり、その支えになるものこそが《仏教》なのです。

 

最近では「予防医学」ということが言われるようになり、病気にならないための医療が盛んです。どんなに素晴らしい医療があるとは言え、病気になってからでは完治するまでに時間がかかります。当然、痛かったり、苦しかったりと、避けて通れるものなら、それだけの取り組みをしておきたいもの。大黒柱だって、倒れない、折れないことに越したことはありませんので、前もって予防できるように大黒柱を支える「大黒柱」、つまり《仏教》という人生の柱を立てておくことが重要であると言えます。もし、何かが起きたとしても「この柱(仏教)があって良かったね♪」と言えるようにしたいものですね。

 

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