ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-05-15 10:07

5月15日の隆宣寺日記

「悪いことしたなぁ…」「いらんこと言うたなぁ…」そんな思いになることがあると思います。そうやって自分の過ちに気づき、反省することは大切なことです。でも、それは自分の中で後悔しているだけに過ぎず、これで相手に謝罪したことにはなりません。やはり、相手に伝わる手段方法で過ちを認め、謝罪し、今後は改める旨を伝えなければなりません。いわば「告白」がなければ謝罪とは言えないのです。
 
人間は完璧な生き物ではありません。どんなに気をつけていても失敗はあるものですし、感情的になって間違った判断、間違った言動をすることもあります。だからこそ、きちんと謝罪できるようになることが社会人として必要不可欠なのです。
 
もちろん、それはご信心における失敗や過ちでも同じことが言えます。特に、仏教では「懺悔(さんげ)」ということを教えます。これもまた「告白」が必須で、どんなに心の中で詫びていたとしても、やはり、それは自責の念にかられた上での後悔に過ぎません。仏様に対して「告白」をさせていただき、自身の罪を認め、謝り、改良を誓う。その上で罪滅ぼしのため、信心改良のために御題目をお唱えすることが大切です。
 
*具体的な懺悔方法については、ご自坊の御住職や担当御講師にご相談ください
 
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