ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-09-18 09:49

9月18日の隆宣寺日記

「まだ40代」と「もう40代」
どちらも40代という事実には違いはありませんが、心の持ちように違いがあるので、思考や言動の違いが自然と生まれてきてしまうものです。
 
「まだ40代」と受け止めると、まだ若い、大丈夫!というニュアンスとなり、より積極的、前向きな思考・行動へとつながっていきます。「もう40代」と受け止めると、もう歳だ、気をつけよう!というニュアンスとなり、より消極的、後向きな思考・行動へとつながっていきます。
 
そんなことから「もう○○だから」より「まだ○○だから」にしましょう!ということを主張する人が多く見受けられますが、これには注意が必要です。たとえば「まだ40代」と考えて、若い時と同じようなことをしてしまう。それが、時と場合によっては、軽率・無謀な思考・行動となる可能性があります。
 
若い時なら大目に見てもらえたことも、40代では許されないこともあるでしょう。若い時であれば全く問題なかったことも、40代では大きな負荷・負担になることもあるでしょう。そう思えば「まだ○○だから」と捉えて、アクセルを踏むことばかり考えるのではなくて「もう○○だから」と捉えることによって、より慎重な思考・行動を取るブレーキも必要なのです。
 
つまり、いつでも、どこでも、誰でも「まだ○○だから」が良いという訳じゃないということです。更に、もう1つ言えるのは「もう○○」「まだ○○」の○○によっても違ってくるということ。たとえば、信号が「もう黄色」「まだ黄色」という話になれば、まさに「別の話」です。「もう黄色だから」と捉えた方が自他ともに安全な訳で、「まだ黄色だから」には危険を感じます。
 
いずれにしても大切なのは、心のバランスなのです。皆さんは《心のバランス》取れていますか?《心のバランス感覚》は整っていますか?極端なことではバランスが悪いですし、両極端を行ったり来たりでは心に大きな負荷がかかります。程の良いバランスの取り方、バランス感覚の整え方を、ぜひ仏教で養いましょう♪
 
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