ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-07-01 09:53

7月1日の「毎日ぶっきょう」

仏教を「人生哲学」だと仰る方もありますが、残念ながら、それは大きな間違いです。確かに仏教を学問や教養にすることも可能ですが、それは仏教を骨抜きにするのと同じ。仏教の目的は「人々の救済」であり、だからこそ「教えの実践」が仏教の真骨頂なのです。単に仏教を学ぶだけでは、どうしても言葉を学ぶ、意味を学ぶ、という傾向になりがちで、そこに込められてある仏様の《こころ》までは理解でず、仮に理解することができたとしても、その教え通り、仏様の《こころ》の通りに生きていこうとする人は、本当に稀だといえます。

 

本屋に行けば数多くの仏教書が並び、最近は子供でもわかる表現でつくられているものもあります。「ええこと書いてるな〜」「こんな風に生きたいな〜」と共感を得ている人も多いと思います。しかし、残念ながら、そこに書いてある通りに実践する手段・方法までは書かれてありません。なぜなら、その手段・方法こそが【信仰】であり、一般書籍ではタブーとされてしまうからです。そのため折角の仏教が知識・教養でとどまってしまい、それこそ「人生哲学」だと勘違いしてしまう。そして、先祖供養にまつわることは、たとえ「何もわからないまま」であってもお寺に任せてしまう。

 

いわば、興味・関心は有るけれど、どうしても【信仰】になり切らない骨抜きの仏教が存在する一方で、興味・関心は無いけれど、先祖供養のことだからと形骸化しつつある【信仰】としての仏教が存在する。結局どちらつかずのままで、仏教の一番大切な部分を知らず、体験できずにいる人が大多数だと思います。仏様がわざわざ教えを説かれて、その中で私達に送ってくださっているメッセージはこうです。

「そんなに苦しみながら生きる必要はないよ。もっと生きやすい道があるから、その道を歩もうよ」

ちゃんと仏教を知りたい、学びたい!仏教の本気を感じたい!そんな時は是非お寺にお参りしましょう♪

 

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