ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-07-27 17:08

7月27日の隆宣寺日記

机の上で物事を学ぶことは、とても大切なことです。ただ、それは全て《実践》のために行っている【学び】であることを忘れてはいけません。つまり、あらゆる【学び】は実際にやってみることによって生きた知識・知恵となります。そして、そこまで昇華されてこそ【学び】のゴールであると言えます。更に、そうやって一通りの【学び】を終えたところで、次なる【学び】へとステップアップしていきます。いわば【学び】と《実践》は2つで1つで、その繰り返しによってこそ本当の成長があるのです。
 
これは仏教においても全く同じことが言えます。本屋に行けば仏教に関する本が沢山あります。子供でもわかるように、イラストを使って、わかりやすい言葉でつくられた本は、10万部以上の売り上げを記録しています。「いいことが書いてある」「心に響く」「なるほど、そうだったのか!」そういう言葉に出会うことも多々あると思います。
 
しかし、それらは全て理論・理屈です。「じゃあ、そういう考え方が身につくにはどうしたらいいか?」とか「そういう風に生きられるようになるにはどうしたらいいか?」とかそれこそ「この苦しみを乗り越える為にはどうしたらいいか?」とか、実際の手段・方法まで書かれてある本は、ほとんどありません。なぜなら、そこから先は信仰(実践)の域であり、そこから先が本当の仏教。つまり、そこにこそ生きた仏様の知恵があるのです。
 
仏教は決して文学の1つではありませんし、人生哲学でもありません。全てがより良く生きるための生きた知恵そのものです。なので【学び】だけでは本当の効果は得られません。やはり《実践》が伴ってこそ、色んな仏教書で紹介されてあるような、本来、人間としてあるべき姿や、物事の正しい考え方が身についてきます。そうやって、本当の意味で仏教を学ぶことができたなら、必ず《喜び》を感じ取ることができます。その《喜び》こそ、きちんと仏教を心と体で学び取れた証拠です。
 
本当の仏教は本の中だけでは学べません。一応の【学び】を試みたのであれば、そこから先は《実践》の域です。是非、仏教の道場である「お寺」にお参りくださいませ♪心と体で仏教を学び取りましょう!
 
*7月20日〜8月19日までは「夏期参詣」の御法門です
 ☆朝参詣御法門《1回目》は【ここをクリック】(YouTube)
 ☆朝参詣御法門《2回目》は【ここをクリック】(YouTube)