ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-09-12 11:58

9月12日の隆宣寺日記

地震や火事、台風など、いざという時の対処方法は一応、知識として頭に入っていますし、恐らく大半の方は、これまでに何度となく避難訓練、消防訓練などをやってきているはずです。しかし、本当に地震や火事が起きた時、台風が襲ってきた時に一体どれだけ活用できるでしょうか。案外、その時になってみると、平静さを失ったり、パニックになったりして、正しい判断、正しい行動が取れなくなってしまうこともありますし、「自分は大丈夫」といった間違った過信を起こす可能性もあるものです。
 
いざという時のための知識や技術は「いざという時」に使えなかったら意味がありません。その時に、普段の学びや経験が十分活かせるように、そこに救いがあるように。たとえ、うろたえることがあったとしても、自分自身をリカバリーできるような用心が必要です。そのためには、まず日頃からの積み重ね、鍛錬が必要で、明確な知識・技術を身につけておくこと。「なんとなく」では、いざという時に自信が持てず、不安・心配になる要素になってしまいます。曖昧な部分を1つずつ確実に補っていき、いざという時に役立つ知識・技術をしておきましょう。
 
そして、もう1つは、いざという時にこそ支え合う、助け合うことです。いざという時に、支えてあげる・支えてもらう、助けてあげる・助けてもらう。これが案外できているようで、できていないことが多くあります。私なんかが誰かの支えや助けになるのかしら、かえって迷惑にならないかしら。そんな私を支えてくれる人、助けてくれる人なんているのかしら。こういった思考の方が、思いのほか多いように感じられます。
 
「困った時はお互いさま!」と口で言うのは簡単ですが、なかなか簡単にはいかないようです。これもまた普段の積み重ねが大切で、特に人とのコミュニケーションが、その土台となります。そして、コミュニケーションの第一歩は、やはり挨拶です。自分から挨拶をする、そこまでいかなくても頭を下げる、会釈をすることからでもOK。人生に「いざという時」は付き物だからこそ、その準備をしておくことが大切。《普段から》《みんなと一緒に》これが危機一髪を乗り越えるキーワードです♪
 
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