ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-05-29 09:35

5月29日の隆宣寺日記

私達の心の中には、それぞれに「思い出のアルバム」があります。たとえ写真や動画を撮りためていなかったとしても心配ありません。私達が生きてきた一生涯のデータは必ず心に刻み込まれています。そのアルバムに一体どれだけの人々が写っているかが非常に重要です。
 
私達一人ひとりの存在は、自分一人で存在している訳ではありません。必ず他者との関わり合いの中で存在していて、自己完結は絶対あり得ません。ということは、それだけお世話になっている人が無数に存在しているということ。そのうち一体どれだけの人に対して興味・関心を持ち、関わり合いと持とうとしているか。私達が生きている間に、一体どれだけの人に対して恩返しができるでしょうか。
 
最近は「個人主義」というのが社会の風潮になりつつありますが、一つ間違えれば、自分の存在を否定しまうような、とても危うい考え方、生き方です。「自分一人で出来る」ということは自律ができている証拠ですが、それは「自分一人で生きている」という意味とは全く違います。「自分一人で出来る」のも、見えないところで無数の人が支えてくださってるからです。
 
そう思えばこそ、生きている間に一体どれだけの人のお役に立てるか。ここが人間として生きる《最大のポイント》であり、それが人としての《生きがい》です。長生きができることに越したことはありませんが、人生の価値は、その内容・中身で決まります。「なんのために生きるか」「どう生きるか」を、もっと意識して今日を生きてみましょう!
 
 《昨日の出来事》
数ヶ月ぶりに家内が美容院へ行くというので、その間、息子と近くの砂浜へ行ってきました。普段は、なかなか子供との時間が取れないので、しばし親子の時間を楽しむことにしました。知らない間に出来ることが増えていてビックリすることも多々。それに比例して、我を通そうとする息子とぶつかり合うことも多々(笑)「もう、とっくに赤ちゃんじゃないんだなぁ〜」と思うと、嬉しくもあり、寂しくもありですね。
 
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