ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-04-27 09:52

4月27日の「毎日ぶっきょう」

笑っても、泣いても同じ一日と言いますが、どうせなら笑顔で過ごした方がいいですよね。ただ、泣くことも大切で、泣くことで「悲しみ」を消化したからこそ笑えるということもあります。なので、笑えるようになるために泣くことは「笑うの一部」と言えるのではないでしょうか。そうは言っても、人は弱い生き物なので、自分一人で笑えるようになれないこともあります。そんな時は、周りの人にサポートしてもらって、涙を笑顔に変えていくことも大切なことです。みんなの笑顔や励ましの言葉、ただ側にいてくれるだけで、自然と笑顔になっていけるもの。大切なことは「いつの日か笑えるように…」と思うことで、そこから既に笑顔に向かえています。

 

2013年5月23日に80歳という年齢でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。まさに命懸けの登山ですので、チームワークの良し悪しは生死に直結します。何年もかけて知識と技術、そしてチーム全体の連携と信頼を深めていくのですが、その上で非常に大切なことがあると三浦さんは次のように語っておられます。

「リーダーが暗ければ隊全体の士気が下がりますから、リーダーは、いつでもどんなに落ち込んでいようが何しようが、上機嫌で希望の旗印を掲げていなければいけない。これを降ろしてしまったら、誰もついてこなくなっちゃうわけです。」

 

さらに「エベレスト登頂」という自分の限界にチャレンジする際の心構えとして「やっぱり頂上に行く前に夢を捨てないこと」と仰った上で、三浦さんはこう語ります。

「最後は笑って死ねばいいという覚悟があったから、できたことだと思います。そういう覚悟があると生きるんです。半分助かろうということでは何もできないですね。向かいの日本の武士道の『肉を切らせて骨を断つ』という捨て身の覚悟を持って臨まないと限界を超えていくことはできない。」

実際にエベレスト登頂に成功された三浦さんの言葉だからこそ、実に説得力があります。

 

私達が生きていく上での人生の壁、これにチャレンジする時も同じことが言えると思います。特に、エベレストのような前代未聞の断崖絶壁にチャレンジする時は、生半可な覚悟では登れません。意気消沈して、くよくよ、めそめそ、肩を落とし、うつむいて暗い顔をしてるようではダメです。もちろん、そんな時こそ周りのサポートが大切で、みんなに応援をドンドンお願いすることも大事。応援の依頼があればドンドンこたえてあげて、周りから「大丈夫?」と声をかけることも大事です。そういう意味でも、リーダーはいつも笑顔を心がけることが大切で、みんなの希望になることが使命。そんなリーダーも、みんなが少しずつ笑顔になっていくのを見て、自然と笑顔の補給ができるものなのです。

 

☆朝参詣の御法門(7時)は【ここをクリック】(YouTube)
☆朝参詣の御法門(8時)は【ここをクリック】(YouTube)