ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-05-30 13:19

5月30日の「毎日ぶっきょう」

仕事をする上で帳簿をつけ、収入と支出を把握することは、極めて重要なことです。1日ごとの収支、週ごと、月ごと、3か月ごと、半年ごと、1年ごとで収支を確認。そうすることで、黒字には黒字の原因が、赤字には赤字の原因が見えてくるものです。その上で良かった点、悪かった点を洗い出し、今後の改善を効果的に行うことができます。もし、帳簿をつけなかったり、帳簿を見なかったりすると、何もかもが曖昧、あやふやで、自分の感覚だけで物事を判断することになり、非常にリスクの高い経営・運営となります。

 

これは人生のマネージメントでも全く同じことが言え、自分の感覚だけで生きていると、それは帳簿をつけない、帳簿を見ようとしない経営・運営と同じで、実にリスキーです。先日「仏様の教えを大きく分けると、実は2種類しかありません」という話をしましたが、そこに人生マネージメントのヒントがあります。

①「こういう行動(考え方)をすると幸福に近づくことができますよ」という教え

②「こんな行動(考え方)をしていると不幸に近づいてしまいますよ」という教え

これを基準に物事を考え、行動を起こすことができれば、確実に黒字人生に転換できます。

 

そう思うと、まずは帳簿をつけること、帳簿を見るところから経営・運営が始まるのと同様、私達の人生も、まずは仏様の教えに耳を傾け、新しい気づきを得ることが初めの第一歩です。もちろん、自分の感覚を磨いたり、自分の直感を信じることも、必要であるのは確かなこと。ただ、それは仏様の教えというロジックの上で磨かれるセンスであることが重要だと言えます。なぜなら、一流の経営者も時として自分の感覚、直感を信じて物事を判断することもありますが、それは揺るぎな経営理論の上に成り立つ感覚、直感なのであり、ただの思いつきではないからです。

 

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