ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年01月12日
第213回本山奉仕「弘通担当者の部」を開催 —全国から27名が加行—
昨年11月20〜22日の2泊3日、平成27年度第2回・通算213回目の本山奉仕が秋晴れのもと開催され、今回は弘通担当者の部として全国各布教区から27名の代表者が加行した。

【一日目】

 午後1時半に本山法悦殿に集合した加行者は4班に分かれ、役員紹介、奉仕規則の説明を受けた後、自己紹介と各班の班長を選出した。その後、本堂に場所を移して本山の沿革、法蔵の説明を本山教務・遠藤清諭師より受け、行道の作法を習って開行式に臨んだ。開行式は講有上人にお勤めをいただき、開導聖人ご尊前にてご訓辞を賜った。その後、植田日事弘通局長、本山事務局長奥順作氏の挨拶、加行者を代表して奉仕長の中島勝氏(大津佛立寺所属)が宣誓を行った 。

 引き続き夕看経に加行し、夕食の後は、浜松正晨寺の丸山日印師に「青春のタペストリー3」に関する講義をいただき、加行者それぞれも短歌の制作に取り組み、一日目の行程は終了した。

 初めは緊張した面持ちの加行者であったが、入浴の頃には互いに談笑するようにもなり、楽しげな様子も見受けられた。

【二日目】

 5時半に起床。洗面後に本堂の清掃として畳の拭き掃除をし、朝参詣に加行。朝食後は植田弘通局長による「弘通担当者の事務局幹部としてのご奉公」というテーマの講義。続いては講有上人の特別講演「講有上人にナンデモ伺える一時間」として、前もって集めていた質問の中から講有上人にお答えいただき貴重なご指導を賜った。

 昼食をはさみ、午後は講尊・梶本日裔上人より「本山中心信仰について」のご講演を賜った。

 その後、佛立霊地に参詣し弘通局長より開導聖人ご墓所の説明を受け、夕看経に加行。夕食後は岡居弘通部長による「下種結縁の進め方」の講義があり、2日目の行程は終了した。

【三日目】

 昨日同様、本堂の清掃と朝参詣に始まり、朝食の後に昨日講義を受けた下種結縁運動を実践した。初めて下種結縁を体験する加行者もいたようだが、本山宥清寺のタスキをかけて生き生きと結縁に回っていた。帰山後は本堂でお礼のお看経をいただき、下種結縁運動の感想を発表して終了した。

 閉行式はお看経の後、開導聖人ご尊前にて本山執事長・小野山日住師より勤行証を下附いただき、植田弘通局長より講評をいただいた。その後、本山事務局次長・今達孝昭氏の挨拶、加行者を代表して奉仕長補佐・前田美恵子姉(東京常住寺所属)がお礼の言葉を述べ、今回の本山奉仕は終了した。

 本山の御宝前にお給仕をさせていただき、講有上人、講尊上人を始めとする貴重な講義をいただき、全国各地の信友を作ることのできる本山奉仕は、一生に一度経験できるかどうかのご奉公である。加行された方々がご自坊や布教区に戻られ、佛立開花運動ご奉公円成に向かって益々のご弘通に励まれることを切に願う次第である。