2021年11月01日

海外弘通だより~ブラジル編 隆昌寺創立80周年記念法要を厳修 2日間4座に亘り数々の記念事業も成就

去る9月4・5日の両日、晴天のもと4座にわたり隆昌寺高祖会並びに80周年記念法要が厳修された。当初は特命巡教として、吉田日景弘通局長が勤められる予定であったが、コロナ禍のため高崎日現ブラジル教区長が替わって4座目、式典の座を勤められた。
1座目は4日、大イベントに相応しくご弘通を象徴して、過去6年間、借家で親会場であった場所を解約し、スザノ市繁華街の近くに家屋を購入、移転して長年の祈願が叶い「隆昌寺スザノ別院」として昇格の法要が高崎教区長によって勤められ、式典中に3名の学徒が任命された。
その後、隆昌寺に戻って夜の2座目を元寺内教務であった蓮徳寺住職・吉川淳省師が勤められた。ブラジルでは夜の座も重要視され、一般の方や若い人たちがよく参詣される座として人気がある。
翌日、5日早朝の3座目は隆昌寺で得度した信要寺住職の鈴木英信師が勤められ、コロナ禍で長く自粛しておられた年配者も多く参詣された。
4座目、式典の座は、全国他寺院オンライン参詣の座であったために、各寺院の朝参詣の終了時間をはかり、10時から開始。式典に先立って本堂入り口の佛丸(旧清風寺からの寄贈)の序幕をして、入堂した。
続いてブラジル理事長大槻マリオ氏の挨拶と80年前からご奉公されてきたベテランご信者・中野豊二氏の「歴史を語る」のインタービューが放映された。そして、開式の締めくくりに吉田弘通局長の祝辞と身に染みる激励のビデオが流された。
当日の式典参詣とオンライン参詣を促すため、1ヵ月前からユーチューブで4日おきに8回にわたり、住職とご信者のポッドキャストが配信され、前日には2時間にわたる式典の差定が全信徒に送られた。
そして、内陣の座配は全国のご住職方やお教務方のご出座をいただくため画面を8つに分けて、御宝前を中心に他寺院七ヵ寺の映像が同時に寄せられ、一体感を強められたことが印象に残った。
また、式典中は特別に御礼言上が多く上がり、オンライン参詣者のことも考え、御礼内容の写真映像等がビデオで流された。それは、仏天蓋のご荘厳。本堂正面佛丸の取り付け。お教化65個の成就。スザノ別院の設立購入成就。ブラジル仏教初祖日水上人のDVD編集発刊。学徒3名任命。如説修行抄のポルトガル語翻訳完成。ロータス誌の4,000頁からなるデジタル化とそのデータをホームページ上で語句検索可能にしたオープン化等であった。
続いて歴代の住職・局長、物故功労者の祭壇にお焼香がなされ第1部が終わった。
第2部では、ビデオによる25歳の青年会員土井マリナ姉の乳がん克服のご利益の様子が感動の渦を巻き起こした。その喜びよう、青年会のお助行等で青年会員同士の教化活動の激励になったことはご利益の中のご利益として感得させていただいた。また、過去10年間、組長のご奉公をされた方々の写真が紹介され、ご信者と身近にご奉公されてきた組長らに感謝の意が表された。
そして、高崎教区長の御法門前に前日のスザノ別院の落成式と新日教寺移転予想図や企画等がビデオで流され、公に全国への建築推進運動が促された後、御法門で式典が締めくくられた。
参詣者は、寺内784名(内320名が実際参詣)と他寺院オンライン参詣が423で合計1,207名のご参詣で目標がすべて成就された。なお局長・多田ロベルト氏と住職・コレイア日友師の挨拶の中、日本でご活躍中の歴代住職の梅田日伯上人、青木日斯師と清水日清師のそれぞれにお礼がなされた。
今回の式典は5年前から企画、ご祈願されてきた。そのため年々目標を成就させていただくことができたので、コロナ禍でもご信心だけは道半ばで終わりたくない、勿体ないとの気持ちを全信徒、守ることができた。
中でも、コロナ禍のはじめに千本口唱を達成された中野豊二氏から「御導師、冷めつつある雰囲気を許されてはいけません。ご奉公をしないことが当たり前になれば大変なことになります」の激励をいただいてから覚悟が定まり、その後のご奉公に対する姿勢が、コロナの規制等に従いつつも、すべての面で積極的に進めることができた。
今振り返ると、逆境だったからこそさせていただけたご奉公であったし、特に宗教性を高め、御宝前へのご信心を中心にしてはじめていただけた大なるご利益であったと思え、ブラジル全体が随喜にあふれた。
お陰をいただいて80周年が盛大無事に終わったので、今度は同じ勢いで高祖ご降誕800年に臨ませていただこうという気持ちが揃ったことが何よりのご利益・醍醐味であった。