2021年01月01日

令和3年度 宗務方針  新型コロナの「魔」に負けぬ信心を

昨年7月28日、佛立第26世講有・髙須日良上人ご再任式典が本山宥清寺にて厳粛に執り行われました。
講有の継承こそは宗門の一大慶事であり講有上人には益々御法体御健勝のうえ、永く御慈訓・御慈教を垂れ給いますようお願い申しあげます。
さて、今期宗務総局は本年10月12日を以て任期満了を迎え3月宗会において新宗務総長が選任されます。
今後のご奉公は次期総局に委ねることになりますが「宗務方針」は高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃ご奉公「世にともしびを 人にやすらぎを!教化・法灯相続つづれ織り運動」です。
このご奉公もいよいよ第4年目に入ります。
つづれ織り運動とは、宗内信徒の法燈相続教化という「縦糸」と宗外者教化という「横糸」を織り上げ、慶讃ご奉公という見事な織物が織り上げられることを目指すご奉公です。
ですから、縦糸、横糸の両方が揃わなければ、このご奉公は成就を見ないのです。
令和2年は寒修行参詣も無事終わり、さあこれからという時に新型コロナウイルスの感染拡大によって世界の佛立教講が出鼻をくじかれました。
ものごとの受け取り方は千差万別でただ悲観的・否定的に受け取っているだけでは新型コロナの「魔」に負けてしまいます。
宗門では、ピンチはチャンスと受け止め旧套(きゅうとう)を脱した結果、長年の懸案であったWeb等の活用も推進をはかることができました。
国内はもとより、本山御宝前と世界の佛立教講を御題目の口唱で結ぶこともできました。
また、一般社会ではテレワークは新型コロナ後も定着していくと予想されています。
新型コロナによっていくつかの新しいルールができましたが、今回のコロナ禍が終息したとしても単に元に戻るのではなく、新しい生活様式への移行に伴い、集中型から分散型へ移行すると思われます。
私たちもコロナ後の宗内の在り方・お寺の在り方等新しいルールを教講一体となって確立していかねばなりません。それには今まで以上異体同心の強い団結力がなければ新型コロナの「魔」に取りつかれて「本山中心信仰」は崩れてしまいます。
「安定は動の中に在り」で動かなかったときは後で大いに後悔するでしょう。
泥中に咲く蓮の花の如く、こうした時代であればこそ「世にともしびを 人にやすらぎを」のご奉公に最大の努力を傾注し、さらにこころを引きしめてまいる所存です。
ご支援とご協力をお願い申しあげます。

御教歌
弘通には 過行方を習はずに 成行末の人機はかれよ(扇全13巻191頁)