2020年03月01日

SDGsへの取り組み③ 他人事ではなく自分事として皆で手を携え

前回まで、お祖師さまの教えをいただいて佛立菩薩道を志す私たちがSDGs(エス・ディ・ジー・ズ)に取り組む意義を述べてきました。今回は、SDGsとは何かという「そもそも論」に触れたいと思います。

2015年9月、国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択されました。そこに記載されている2030年までの国際目標を「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」といい、その略称が「SDGs(エス・ディ・ジー・ズ)」です。
それ以前にも同種の国際目標はありましたが、それは開発によって途上国が先進国と肩を並べることを目指すものでした。結果として、開発が進んで経済が発展した国がある一方で、出遅れた国との格差が生じ、国内でも個人間の格差が問題となりました。また、開発競争によって自然環境が破壊されるなど、世界にも大きな課題が残りました。
そこで新たに設定された目標「SDGs」では、理念として地球上の「誰一人取り残さない」を掲げ、人に焦点を当てました。つまり、豊かさを求める上では、地球という空間において、また過去・現在・未来という時間において、誰一人、何一つ、犠牲にしてはならないということです。

この理念のもと、17のゴール(目標)が設定されています。
①貧困をなくそう ②飢餓をゼロに ③人々に健康と福祉を ④質の高い教育をみんなに ⑤ジェンダー平等を実現しよう ⑥安全な水とトイレを世界中に ⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに ⑧働きがいも、経済成長も ⑨産業と技術革新の基盤をつくろう ⑩人や国の不平等をなくそう ⑪住み続けられるまちづくりを ⑫つくる責任、つかう責任 ⑬気候変動に具体的な対策を ⑭海の豊かさを守ろう ⑮陸の豊かさも守ろう ⑯平和と公正をすべての人に ⑰パートナーシップで目標を達成しよう
そして、これら17のゴールに連なる169のターゲット(達成基準)と232の指標によってSDGsは構成されています。(詳細はインターネットで検索ください)
さらに、17のゴールを分類すれば、⑧⑨⑩⑫は経済、①②③④⑤⑦⑪⑯は社会、⑥⑬⑭⑮は環境に配当され、⑰はそれらの課題に取り組む私たち(個人・団体・企業・地域・国家など)の姿勢です。つまり、17のゴールは各々別個のものではなく相互に関連しており、SDGsは誰一人の例外もなくすべての人が関係するものであるということです。
誰かがやってくれるだろうという「他人事(ヒトゴト)」ではなく「自分事(ジブンゴト)」として、みんなで手を携えて取り組む必要があるのです。