ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年01月01日
年頭のことば
宗内の皆さん、明けましておめでとうございます。新たな年をともにお迎えできたことを慶ばしく思います。
私は只今、本山御宝前においてご一同のご奉公成就と世界の平和、人々の安穏、そして新型コロナウイルス感染拡大の1日も早い終息と、自然災害により被災した各地の早期復興をご祈願させていただきました。
高祖ご降誕800年の慶讃ご奉公「世にともしびを 人にやすらぎを 教化・法灯相続つづれ織り運動」も後半に入り、本年は各支庁・布教区にて慶讃法要が行われ、いよいよご正当に向けてのご奉公が展開されてまいります。
全世界の宗門人教講一同は、高祖ご降誕800年の慶讃ご奉公を祝う弘通の花の満開を目指し、全寺院が弘通誓願を必ず成就されんことを念願します。
昨年私は、佛立第26世講有・本山第67世住職に再任をさせていただきました。佛立開導日扇聖人は「今清風は両祖の御弟子として門内の習損謗法を責めて宗祖御本意の清淨大法の法水に押しもどして 天下万民一同に現當二世の大安穏を得さしめん為に本門佛立講を開講せり」(真實傳壹・扇全10巻192頁)とご開講の意義をお示しであります。
世界は広く、宗教・宗派は数多ありといえども、蓮隆扇三祖一轍上行要付の妙法五字の信心を護持しているのは、わが本門佛立宗をおいて他ありません。
開導聖人の御指南を身に体し、改良すべきは改良し、折伏すべきは折伏して、宗門弘通興隆の為、身命を賭してご奉公に精進せねばなりません。
宗内教講においては、なお一層口唱信行に励み、現証ご利益を顕してご弘通に邁進されんことを期待します。
ともどもに信心を堅固にし、異体同心で慶讃ご奉公を推進すべきことを示し、年頭のことばといたします。

御教歌
  現証の 利益で信を 起させて 
未来を救ふ 祖師の御本意

令和3年元旦
本門佛立宗 第26世講有 日良 御印