ほんもんぶつりゅうしゅう
2017年08月01日
支庁管内初の26世講有巡教 先住上人の祥月御逮夜の奉修 第2支庁 法泉寺
去る7月2日、第2支庁・泉佐野法泉寺では、佛立第26世講有・髙須日良上人をお迎えし、講有巡教・開導会を御親修いただいた。この日の講有巡教は、日良上人の御講有ご就任後、第2支庁管内で初となる講有巡教であった。
 当日は、梅雨時にもかかわらず講有上人のお徳をもって、晴天のお計らいをいただくことができた。また参詣も御教務九師、南海布教区管内寺院から132名、寺内50名と合計191名の賑やかな参詣となった。
 御法門前の式典では奉修局代表・川下廣夫氏、法泉寺住職・蔭山淳和師、本庁からの随伴参詣・谷川淳浩師の3名が挨拶。続いて弘通興隆費を御講有上人より、また南海布教区の弘通興隆費を河内日晟布教区長から、それぞれ授与いただいた。
 御講有上人は

「とてもわれ利益をみねば妙法の ありがたき事しられざるらん」

の御教歌で、真のご信心を起こすには現証のご利益しかない。その現証のご利益は、常々の口唱信行によりいただけるのだから、怠ることなくご信心に励めと御教示くださった。
法泉寺は、本来、平成21年に講有巡教をお受けすることになっていた。しかし、その前年の20年7月、住職の高鳥日冬上人がご遷化。この予期せぬ出来事に待望の講有巡教ではあったが、遺された法泉寺教講は準備ご奉公もままならぬ状態であったため、本寺・安国寺(住職・蔭山淳和師)が代わってお受けすることとなった。
今回は、その時お受けすることのできなかった念願の講有巡教。また奉修の日も、先住・高鳥日冬上人の祥月御逮夜(7月3日ご遷化)であっただけに、法泉寺教講にとっては感慨深い講有巡教となった。
この講有巡教を契機に法泉寺のさらなる弘通発展を期待したい。