ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年08月01日
兵庫・廣宣寺 日開上人最後の講有巡教を盛大に厳修 —本堂改修工事を無事に終え、お供え教化も80%成就して—
去る6月26日、西宮・廣宣寺は開導会を阪神布教区講有巡教として佛立第25世講有日開上人に御親修いただきました。当日は、梅雨時にもかかわらず講有日開上人のお徳をもって、晴天のお計らいをいただきました。当日の参詣は、阪神布教区管内を中心に他寺院154名、寺内889名となりました。

 お供えのお教化も誓願に対して約80%成就することができました。御法門前の式典で、弘通興隆費を御講有上人より拝受、また本堂改修にあたった工事業者に感謝状をお贈りしました。

 日開上人は御法門で、臨終の夕べまで身を労し心を尽くして信行ご奉公に励ませていただくほどありがたいことは無いと御教示くださいました。廣宣寺の御住職である日開上人は、当山の開導会講有巡教を勤められた後、遺嘱伝承の儀(7月2日)に臨まれ、当山に帰山されます。

 廣宣寺は、阪神大震災によって本堂が倒壊し、ご信者の皆さんも甚大な被害を受けました。そのような状況の中、最も大切な本堂の再建を目指して、日開上人は、東奔西走の毎日であったとお聞きしております。日開上人を中心に先輩教講が、力を結集して、ご奉公され、念願の本堂建立が実現しました。その後20年が経過し、空調機器の老朽更新が急務となり、このたび開導聖人ご生誕200年慶讃、阪神布教区講有巡教記念事業として廣宣寺本堂改修工事に臨むことになりました。講有巡教までの改修を目指し、本年6月初めに完了いたしました。

 今回の講有巡教を契機に、ご弘通が伸展いたしますよう、ご奉公させていただきたいと思っています。

(廣宣寺事務局 記)