日蓮聖人の祥月ご命日の御逮夜に当たる10月12日(日)、本山宥清寺において高祖会が奉修された。台風19号による心配された天候であったが、その台風は九州で足踏みを始め、予報を覆す見事な晴天のお計らいを頂戴することができた。参詣者も4000名を越え、全座の本堂内では溢れんばかりの信徒による口唱の大音声が響き渡った。

　奉修導師は第一座を講尊 小山日誠上人、第二座を権大僧正 吉村日充上人、第三座を講有 山内日開上人、第四座を講尊 梶本日裔上人にそれぞれお勤めいただいた。この度は第三座を前段・後段に分け、参詣者を総入れ替えするるほどの賑わいとなり、前段の御法門を宗務総長・木村日覚師に、後段の御法門を講有上人にお説きいただいた。

　三座の宗門式典では、三大奉納金の一つである「平成26年度 高祖会全国奉納金」の第一回奉納式、住職任命辞令下付式、法臘五十年表彰式、そして特一級拝受信徒の褒賞式が執り行われた。各式典の詳細は以下の通り。

〔住職任命辞令下付〕

川口日智 師（第５支庁 東京・信泉寺）
鈴木日樹 師（第９支庁 高知・寶泉寺）
石岡正則 師（第８支庁 北海道・信廣寺）
齊藤光顕 師（第11支庁 兵庫・常章寺）
西村清良 師（台湾・佛立寺）

〔法臘五十年表彰〕

吉井日之 師（第２支庁 大阪・浄行寺）
安田日宝 師（第11支庁 兵庫・日法寺）
竹部日同 師（第５支庁 東京・乗泉寺）
山下日翠 師（第１支庁 京都・鶴集寺）
白石日柔 師（第６支庁 埼玉・妙信寺）
柴崎日布 師（第７支庁 岩手・広宣寺）
山尾淳篤 師（第２支庁 大阪・清風寺）
加藤現栄 師（第９支庁 島根・堅信寺）
速水随乗 師（第11支庁 兵庫・光乘寺）
近藤泉国 師（第７支庁 宮城・妙護寺）

〔特一級褒賞〕

川井雄二郎 氏（第３支庁 愛知・信厚寺）
（特一級は宗門に対し長年にわたる多大な貢献をした信徒のみに与えられる褒賞）