ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年12月01日
壮年会・婦人会 初の合同企画! 100万人のクラシックライブ開催 第11支庁 神戸布教区
去る9月8日、佛立寺において神戸布教区壮年会・婦人会の合同で主催した「100万人のクラシックライブ」が開催されました。
布教区の壮年会と婦人会が合同で企画したことは今までなく、初めての試みでしたので当初、合同準備会議などでも不安の声が聞こえたのですが、開催日が近くなるにつれ気持ちもまとまり、当日は天気にも恵まれ、素晴らしいクラシックライブを開催することができました。当日の参加者は目標150人を大きく上回る249名の参加者でした。
「100万人のクラシックライブ」とは、クラシック音楽ファンのためのコンサートではなく、むしろクラシック音楽に関心のなかった人へ向けたコンサートを、至近距離で、身体で味わっていただき、共に楽しんでもらおうと企画されたものです。
クラシック音楽ファンは日本の全人口の1パーセントに満たないそうです。しかも、その数は減り続けているのが現状で、何とかこの現状を打破していくためにもクラシック音楽を耳にしていただく機会を増やすと同時に、若手演奏家が活躍する機会も増やしていかなくてはなりません。
だとするならば、今までのようにコンサートホールで待っているのではなく、小さな場所であってもこちらから赴いて行く、正装ではなく普段着でも気軽に聴いていただけるようなコンサートを開き、クラシック音楽を耳にする人たちを百万人つくっていこうということで企画されたそうです。
今までに駅の構内や、ホテルのロビー、区民会館や、カフェテリアなどで開催、佛立宗のお寺でも数ヵ寺で開かれたようで、それならば神戸布教区でもさせていただこうということで、このたび佛立寺さまを会場にさせていただいたわけです。
コーディネーターの西原さまにも事前に神戸まで来ていただき会場である佛立寺さまの本堂をご覧になっていただきました。想像されていたよりも圧倒的に広い本堂をご覧になられてとても喜ばれ「通常なら2人の演奏者ですが、3人のトリオでさせていただいても宜しいでしょうか」と言われ、当日はピアノとヴァイオリン、そしてチェロのトリオで演奏していただくことができました。
曲目も当日までわからなかったのですが、私(局 良鳳)が密かにお願いしていた「ふるさと」をアンコールの曲として用意してくださったことに感動しました。そしてその曲を、御導師方はじめ本堂にいる皆が起立して大合唱できたことにも深い感動を覚えました。終了後、演奏者の方々から「私たちも感動して鳥肌が立ちました」とおっしゃってくれました。ご信者のみなさまの声がよほど良かったのでしょう。
今回このライブを開催するにあたり、ご奉公の合間をぬって準備を進めていたのですが「100万人のクラシック」の活動を知れば知るほど、佛立宗の活動とよく似ているなと思いました。
開導聖人がご開講されたのは、教義内容の誤りを正すことはもちろんですが、檀家制度にあぐらをかいていた「待つだけ」の仏教教団の姿勢を糺(ただ)す意味もありました。仏さま、お祖師さまの教えをお寺だけではなく、日常生活に生かしていくためにも、ご信者宅を道場にして、そこで御題目を唱え、御法門を拝ましていただく…。まさに「ライブ」です。
今回のクラシックライブを機に、神戸布教区も「100万人」を目指した下種結縁のご奉公に精進させていただきたいものです。