ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年02月01日
新春清談 御講有大いに語る【2】  現証を顕し誓願成就を目指せ
口唱にしっかり励み御宝前にお縋(すが)りを

――前回からの続きとなりますが、会議などはオンラインでのリモート開催が適していると思いますが、これが参詣ご奉公全ての面にわたると、どうなってしまうのか心配なのですが…。

コロナだから 参詣は… が心配
御講有 確かに本山でも、御会式や日々の参詣も200席でお勤めしている状態です。御講席も、やはり間隔を開けて制限をして、という形です。それでもご高齢の方は、家族から「こんな時にお参詣は…」と言われる方もいます。
もちろん今は、第3波とも言われる時で、たいへん難しいところですが、いずれワクチンも開発されることでしょう。その時に、やはり直接、お寺に参詣もせず、オンラインで済むなどという考えになってしまったのでは大変です。そこが懸念されるところです。

――そのご弘通対策の一環として、昨年10月16日より「高祖ご降誕800年慶讃 全国統一口唱会」が、毎月実施され、講有上人にもご奉公いただいておりますが…。

全国統一での口唱会は結構なこと
御講有 口唱会は全国のお寺で実施されていますが、全国統一口唱会として、向こう2年間、実施させていただくということで、非常に結構なことだと思っています。

――いよいよ、明・令和4年に高祖日蓮大士ご降誕800年のご正当をお迎えいたします。このコロナの影響で、教化誓願等のご奉公が遅れているのが実情ですが…。

現証ご利益で誓願成就を!
御講有 各寺院で誓願を成就させていただくというのが第1です。コロナがいつ終息するか分かりませんが、やはり私たち佛立教講は前回でも申したように、お看経をしっかりさせていただき、御宝前にお縋りさせていただいて、現証ご利益を顕し、誓願成就、ご奉公成就を目指さねばなりません。
それが「年頭のことば」でも示した
「現証の 利益で信を 起させて 未来を救ふ 祖師の御本意」
との御教歌の御意であるのです。
開導聖人の御教歌・御指南を身に体し、改良すべきは改良し、折伏すべきは折伏して、宗門弘通興隆のため、なお一層口唱信行に励み、現証ご利益を顕してご弘通に邁進させていただきましょう。

――本日は、ご多用のところ、大変ありがとうございました。  

(文責・佛立新聞編集部 聞き手・佛立新聞編集長)