2021年09月01日

海外弘通だより~ブラジル編 日教寺の移転先が正式に決定  初お看経とお礼言上式を晴天無事に奉修

ありがとうございます。
この度、ブラジル教区 中央寺院日教寺の移転先が正式に決定いたしましたので、宗門の皆皆さまに謹んでご報告させていただきます。
変化を続けるサンパウロにあって、開筵式当時はスラム街があるほどの貧困地でしたが、現在の日教寺は高級住宅に囲まれるようになりました。そのため、音量制限をはじめ、行事のたびに苦情が届き、自由な活動ができなくなっていました。また老朽化が進んだ本堂や会館はサンパウロ市の条例に適合せず、防音やバリアフリーの設置改修工事には巨額の費用が必要なことも判明いたしました。
この際、行政指導を含む様々な問題の解決と、未来の飛躍的なご弘通発展を目指し、市内の中心部に新天地を求め、より多くの人びとの目にとまる場所への移転を求める意見が出るようになりました。
全伯理事会や日教寺の様々な機関で検討を重ねました。移転については反対意見もあり、結論を出すために数年を要しました。そしてついに令和元年、日教寺会議並びにブラジル教区会議において、日教寺の移転が決定されました。
移転先を探す中でコロナ禍に突入し、特に経済状態が悪化してさらに選定が難しくなりました。いくつか候補地が出てきても新寺院の全ての条件(弘通、交通、サンパウロ中心地、値段など)には合致せず時間だけが経過してゆきました。
令和2年末、現寺院から車で5分、ブラジル人にとって独立の地として知らない者のない「イピランガ」地区の高台に、約1,500坪(5,500平方メートル)ある土地と巡り合いました。周辺には独立記念博物館や独立記念公園、州立大学、州立病院等に囲まれた理想の場所です。
日教寺はもちろん、ブラジル教区をあげたご祈願、お助行の功徳による現証のご利益と歓喜いたしました。様々な会議と手続きを経て、この6月に無事契約、購入することができました。
そして去る7月17日、開導日扇聖人御祥月ご命日にあたる佳き日に、購入地においてブラジル教区長・高崎日現師奉修のもと、また日教寺役員・組長数人の参詣をいただき、本山宥清寺の方角に向かい「初お看経並びに中央寺院日教寺新地所有お礼言上式」を奉修させていただくことができました。
当日は朝から雨天で準備に捗るも、お看経が始まると雨も上がり、周囲は曇天であるにも関わらず、このイピランガ区だけに青空が開けてきました。御法さまが明るい将来を約束してくださったものと全員が感得させていただき、喜び一杯のお看経があがりました。
同時に、翌日より新たなる気持ちで、無事、ブラジル教区中央寺院・日教寺の新法城が建立できますよう、ご祈願をさせていただくことを誓い合いました。
謹んでご報告させていただきます。ありがとうございます。