ほんもんぶつりゅうしゅう
2018年09月01日
お祖師さまのご苦労をおしのびする 布教区の婦人会活動を活発に! 講話を拝聴し自分を見つめなおす   阪神布教区 野外練成会で明石扇陽寺に
ありがとうございます。
去る6月22日、阪神布教区婦人会連絡協議会主催による野外錬成会が明石扇陽寺にて、連日の雨模様のぐずついた天候と打って変わって青空のもと、行われました。
布教区婦人会参与お教務・西村厚明師と信者80名、計81名がバス2台に分乗し、一路、明石へ。バスが着くと扇陽寺のお教務様、婦人会の方々が多数出迎えて下さり、緊張もほぐれ和やかな気分になりました。
第1部では、扇陽寺ご住職・山岡日舟御導師のご唱導で40分の口唱会を行いました。拍子木は扇陽寺のご信者様に叩いていただき、私たちは御題目を唱えることに専念しました。拍子木の適切な音量と澄んだ音色、御題目の声がハーモニーを醸し出して気持ちの良いお看経ができました。
布教区参与教務・西村御導師の挨拶、連絡協議会座長・本井淑子(廣宣寺)の挨拶を短く済ませて第2部に移りました。
まず本有寺所属の新保(にいほ)直美さんのご利益体験談の発表があり、大病を克服しお計らいを頂戴されて、今回はるばる鹿児島からご参詣されたこと、私たち一同、随喜の念でいっぱいでした。ご一緒に参詣された木佐貫美子さんと松崎育子さんの紹介もありました。
次に山岡御導師の講話を拝聴しました。御導師が重い病気から抜け出し、新しい力を御宝前からいただかれたこと、新しい本堂を建立された途中のいきさつなど、貴重な体験を基にして、佛立信者である私たちの心構えを諭してくださいました。
とにもかくにも御法様にお縋りすること、祈願をすること、お看経が大事なことを力説なさいました。祈願をして、右から左への如く、すんなりいくことばかりではない。
それなのに近頃の世間の流れで、成果が出ないとすぐにあきらめて、中止してしまう。「なにくそ。頑張ろう」というひたすら前を向いて進んでいく強い力を失っている。御法様の意に違わない祈願は必ず成就させてもらえる。大きな祈願には長い時間を要することもあるとお話くださいました。
近頃の私たちは、知らず知らずのうちに小粒な人間になってきている。「大変でもそれを乗り切って生きる」という視点から「大変なことは避けよう」と視点が変わってきていると思う。楽をして生きて行こうとして、その結果、得られるものがなく、むしゃくしゃしているといっても間違いではない。
むしゃくしゃという負のエネルギーを無毒化し、自分を良い方向にむける技術を佛立信者は教わっているのだから、それを実践すべきであるし、その方法は他の人にも教えてあげましょう、との御導師のお話は、自分を見つめなおす良いきっかけになりました。
講話のあと、副座長・鈴木照子(隆宣寺)の謝辞がありました。そして本堂で山岡御導師、西村御導師を囲み、記念撮影をしました。
扇陽寺の婦人会の方々が、お茶と手作りのお菓子を用意してくださって、それをいただいて、私たちはほっこりしました。お持ち帰りのお供養の中にも手作りのママレード(八朔ジャム)を加えていただきました。手間をかけてのお供養の準備に私たちの心は暖かいモフモフの羽毛に包まれた心地がしました。
第3部は昼食です。扇陽寺のすぐ近くの由緒ある「人丸花壇」で和料理をいただき、美味しい食事に舌鼓をうちました。食事をする会員の笑顔が錬成会の楽しかったことを物語っていました。食事のあとは、明石の名所「魚棚」でお買い物をして、それぞれのバスで帰山、帰宅しました。
(連絡協議会座長・本井淑子記)