2018年11月01日

海外弘通だより~フィリピン編 遠妙寺フィリピン弘通10周年記念団参  初御会式・初御講・入信式・戦没回向も  団参実行委員会 団長・福本容子

第5支庁・遠妙寺(住職・木村日覚師)では8月20日より27日まで7泊8日の日程で、フィリピンへの団参を実施しました。
当寺院所属でマニラ在住のご信者(現・黒柳彰明師)が、現地の方を初めてお教化され10年となる節目に「フィリピン弘通10周年記念」として企画されたものです。
過去にもフィリピン団参は2回行われましたが、今回は初めて他寺院からも教講計10名のご参加をいただき、御住職・木村日覚師以下、総勢28名でご奉公させていただきました。
目の覚めるような現証ご利益をいただかれたご信者さんの話が親戚や知人を介して伝わり、次々とお教化が成就された10年でした。今では信徒数が約500人に達しています。
訪問期間中、マニラ別院での御講・入信式、ネグロス別院での初御会式(三祖会)・入信式、そしてパナイ島2ヵ所での初御講・入信式が執り行われました。
中でもパナイ島は、2013年に甚大な被害をもたらした台風ヨランダからの復旧支援でご縁をいただいた場所です。被災したご信者さん宅の修復などで日本から訪れた際、併せて小学校2校の災害支援をさせていただいたことがきっかけとなり、3年前にはそれぞれの校庭に題目碑を建立させていただくことができました。
その題目碑の前で行われた被災死者・戦争犠牲者回向の法要には、それぞれ百数十名もの児童や教師、地域の方が参加し共に御題目をお唱えしました。パナイ島で奉修された初御講の1つは、2校のうちの1校の体育館で勤まりました。
第2次世界大戦中、日本対連合軍の激しい戦闘に巻き込まれ100万人もの市民が命を落としたフィリピン。キリスト教徒(カトリック)が多数のその国で、公立の小学校に題目碑が建立され、小さな子どもたちも一緒になって上行所伝の御題目をお唱えする。奇跡のような光景でした。
有難い感謝の気持ちとさらなる隆昌発展により、多くのフィリピン人が御題目で救っていただけるよう、支援していかねばならないとの気持ちを新たにしました。
フィリピンではこの他、激戦地となったレイテ島リモン峠をはじめ「白骨街道」との異名をとったマンダラガン山などで戦死者の回向供養を行いました。国家権力によって理不尽な戦いに投入され、飢えと病の苦しみの中で命を落とした多数の若者たちの魂が、まだまだ御題目による救済を待っているような気がしました。
雨季で台風の直撃もあり得る中、全行程、晴天のお計らいをいただき、一行、無事にご奉公を終えることができたのも、特別な意味を持つフィリピンでのご奉公だったからかもしれません。                  合掌