ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年10月01日
青年会研修セミナーを開催!「第6回 青少年の一座」 開催に向けて意識高まる
平成28年度の青年会研修セミナーが、8月19日から21日までの3日間、本山において開催された。
 今回の研修セミナーは、これからの青年会を担うリーダーを育成することに主眼が置かれ「リーダーとは」というテーマのもとプログラムを構成。リーダーとしての自覚やこれからのご弘通を見据える視野を持ってもらおうというもの。
 参加の呼びかけも「青年会のリーダーとその補佐となる人」という条件で人選をお願いし、各布教区から2名ずつ計42名の研修生。更に青年教務会からの応援と、弘通局信徒指導研究委員、教養会研究委員の教務諸師、HBSYのスタッフ諸氏にもご奉公をいただき、局員合わせ64名での開催となった。

【第1日目】
 午後1時半に本山法悦殿に集合した研修生は8班に分かれ、役員紹介、研修セミナー規則の説明を受けた後、各班の班長を選出した。
 その後、庫裡に移動し行道の作法を習って開講式。植田日事弘通局長の導師でお看経が勤まり、研修生の宣誓はリーダーの佐々木直樹氏(神戸正法寺所属)が行った。
 開講式の後は本山境内を案内いただきながら伽藍の説明があった。引き続き夕看経に加行。夕食をいただいた後は第1日目のディスカッション。
 初対面ということもあり、自己紹介を中心に各自坊青年会の紹介、そして「青年会をどうしていきたいか」という内容で話し合いが行われた。各班の発表では研修生それぞれの信心観が紹介され、自分の信心を見つめ直し、青年会活動参加意識の再確認になったようだ。
 ディスカッションの後は、局良鳳指導部長による「佛立宗の歴史と青年会の使命」という講義があり、佛立宗がなぜ真実なのかが語られ、青年会へ強い意識を持つことが喚起された。

【第2日目】
 5時半に起床。洗面、本堂の清掃の後、行道にて朝参詣に加行した。朝食後は佛立霊地と開講聖地への参詣をし、植田弘通局長よりその由縁をお話しいただいた。
 帰山後は伊藤隨隆海外部長より「海外弘通の紹介」という講義をいただき、海外のご弘通、ことには海外の青年会たちの活躍を写真を使って紹介いただいた。世界中に佛立宗が弘まり、かつ同世代の若者が熱心にご信心をしている姿に研修生は刺激を受けたようだった。
 昼食をはさみ午後からは、講有上人の特別講演「青年たちからの質問に答える60分」として、研修生からの質問にお答えいただいた。研修生は親しくご教導を賜り「一生の思い出となった」との感想がたくさん寄せられた。
 次に丸山日印師による特別講演をいただいた。弘通局で発刊している短歌集「青春のタペストリー」は次回で4作目となる。そこに掲載する短歌を、研修生が率直な思いで歌を詠んだ。
 夕看経、夕食の後、セミナー第2回目のディスカッション。内容は「平成30年に開催する青少年の一座の参詣人数を増やすための取り組み」というものであったが、どの班も参詣者増加に向けての計画案を現状に即して具体的に立ち上げ、その実行方法まで述べる姿には、青年会の純粋さとご奉公への熱意を感じ、頼もしい程であった。
 2日目ということもあり、食事の時など班内での会話が弾んでいるようだった。また入浴後は法悦殿の2階ロビーに研修生が集まり語り合う姿が見られた。支庁を越えた青年会同士の交流がセミナーのもう一つの醍醐味である。

【第3日目】
 昨日同様、本堂の清掃と朝参詣に始まり、朝食の後は植田弘通局長による「青年会のリーダーとして」という講義が、映像を用いて行われた。分かりやすくユーモアあふれる内容に研修生は聞き入っており「今の自分に足りなかったものに気付かせてもらった」との感想が寄せられた。
 プログラムの最後は第3回目のディスカッション。内容は「青年会が抱える課題と、その解決に向けての取り組み」というもので、宗門の担い手である青年会にこれからのご弘通への意識を持ってもらうことが狙いであった。昨日に増して様々なアイディアが出され、青年会活動を活性化させるプランが発表された。
 閉講式はお看経の後、植田弘通局長より修了証を下附いただき、局部長より総評をいただいた。その後、研修生を代表してサブリーダーの谷口有希姉(能方法薫寺所属)がお礼の言葉を述べ、研修セミナーは終了した。
 この度の研修セミナーに参加した青年会が、各布教区に帰ってご奉公のリーダーとなり、活動を盛り上げていってくれることを切に願う次第である。