2017年08月01日

佛立開花運動5ヵ年誓願必成のために

佛立開花運動5ヵ年誓願必成のために
弘通局局長 植田 日事

信心という文字で綴る宗門の歴史

 ガリレオ・ガリレイは「宇宙という書物は数学という文字で書かれている」と述べました。だとすると「本門佛立宗という書物は信心という文字で書かれている」と申せましょう。中でも、平成25年から始まった開導聖人ご生誕200年を慶讃するご奉公は、まさに現在ご奉公させていただいている「私たちの信心前」で綴っていることになります。
 果たして、どのような成果が綴られているでしょう。

 これまでの達成率

「佛立開花運動」が開始されてから、本年5月末で4年半が経過しました。5ヵ年に亘るご奉公ですから、それぞれの寺院が掲げた誓願の90%が達成できていなければなりません。おかげさまで「役中後継者養成」の誓願については、135%の達成率で無事に成就させていただくことができ、随喜に堪えません。しかし、誠に申し訳ないことに「お教化」は88%、「正宗徒増加」は85%の達成率で、このままでは誓願を成就させていただくことができません。

 何としても誓願成就を

 「佛立開花運動」の5ヵ年誓願は、全国の寺院が自主的に樹立し、平成25年9月20日に本山御宝前において「必ず成就させていただくこと」をお誓いしたものです。にもかかわらず、その誓願を成就することができないようなことがあったとしたら…。

 開導聖人は、

「仏前に誓ひをたてて、その誓ひをそむかば
仏祖をたぼらかすとがとなるの大罪出来する也」

(扇全18巻217頁)

と御指南くださり、お誓いを破ることは、仏祖をたぼらかす(たぶらかす)過ちを犯すことになると仰せです。「たぶらかす」を漢字で書くと言偏に狂う「誑かす」となり、まさに文字が表すとおり、御宝前に「狂った言葉」を使ってうまいことを言い、欺(あざむ)く行いをすることになるのです。まさか、そのような恐ろしいことを私たちができる筈はありません。だからこそ、何としても誓願を成就して、御宝前に御礼の言上をさせていただかねばなりません。

 誓願成就の秘訣

 誓願を成就するための秘訣は一体、何でしょう。
 それは、徹底して成就した人のご奉公ぶりを真似することです。
 四国は大洲・大法寺に所属する廣田弘子さんは、昨年までで何と7年連続毎年10戸以上のお教化を成就されました。
廣田さんに「教化をするうえで心掛けていることは何ですか」とお尋ねすると、返って来た言葉は「お教化しようと構えないで、人のお役に立ちたいと考えています」と。
 私たちは、つい「何とかお教化できないものか」と構えてしまいがちですが、そうではなく「構えずに」だと仰るのです。
 そこで、もう少し詳しく伺うと

①自然体で、
②会話を楽しみ、
③悩みを聞いたら、
④一緒に考え、
⑤力になろうと考えています。

と答えて下さいました。まさに、開導聖人が御教歌に
「世の中の無駄な話をする時も それを教化の手がゝりとせよ」
とお教えくださっているとおりです。
 まずは、肩の力を抜いていろいろな人と楽しくお話しすることを心掛ける。その中に、悩んだり、苦しんだり、悲しんだりしている話が出て来たら、一方的にお説教して信心を押しつけるのではなく、その問題を解決するにはどのようにするのが最もよい方法なのだろうかと共に考えておられるのです。
 そうした会話のやりとりをする中に「自分が相手の方のために力になれるのは、上行所伝の御題目をお持ちさせてあげることだから」と自然とご信心に誘われるからこそ、相手の方にもその気持ちが伝わり、入信の決意をなさるのでしょう。
 慶讃ご奉公の締め切りまであと4ヵ月。是非、廣田さんのよいところを真似して、誓願を成就させていただきましょう。