ほんもんぶつりゅうしゅう
2020年02月01日
今年も穏やかな天候に恵まれて 晴れやかに本山・四箇道場へ元旦参詣
元号が令和となって最初の新年を迎え、穏やかな天候に恵まれた本年・令和2年の元旦。京都、滋賀、大阪の各府県に所在する本山はじめ宗門の由緒寺院(四箇道場)では、関西地方を中心とした各寺院から、団参や個人による初詣の参詣があり、正月らしい賑やかな光景となった。

 【本山宥清寺】
 本山宥清寺では、大晦日の前年12月31午後11時から、除夜法要が営まれ、午前零時になり新年を迎えると、引き続き元旦参詣が営まれ500名余りのご信者が深夜の本山に詣でた。
 元旦の朝は、午前9時から続々と初詣のご信者が詰めかけ、15ヵ寺院から観光バス13台、マイクロバス2台で390名の団参があり、個人参詣も入れると3日で1,960名の参詣があり、本山を含めた総参詣は2,850名であった。

  【大津佛立寺】
 滋賀県大津市にある佛立宗最初道場で、開導聖人大津ご法難地である佛立寺では、京都と滋賀県の山間の境であるため、特に冬場の寒さが厳しいこともあり、大正時代から元旦に詣でたご信者方には甘酒のご供養をされており、その場でいただく方以外に、お持ち帰り用の容器持参の方にもふるまわれていた。
 佛立寺へは、12ヵ寺院からバス12台で364名の団参があり、個人参詣でも14ヵ寺院から500名が詣でた。寺内参詣もご奉公者を含めて432名の参詣があり、1296名の参詣であった。

 【誕生寺】
 京都市内にある開導聖人御誕生地道場の誕生寺は、新本堂を建立し、開筵式を奉修する新年を迎え、新たな思いを抱いての元旦を迎えた。本堂内には、開導聖人御染筆並びに開基日隨上人の書画が掲げられ、参詣されたご信者方にも親しく拝見していただいていた。
 誕生寺へは、観光バス2台とマイクロバスで4ヵ寺院から84名の団参があり、個人参詣と寺内の参詣も含めると176名の参詣があった。
 また、近くにある開講聖地(安政4年1月12日に、開導聖人が最初に御講を奉修された旧谷川浅七宅)にも、詣でられるご信者があった。


 【長松寺】
 京都一の繁華街である四条通りの裏手にある本山宥清寺奥ノ院の長松寺には、元旦からの3ヵ日で、4ヵ寺院から団参と代表参詣があり、計16ヵ寺院から128名が詣でた。
 ご参詣のご信者方は、開導聖人がご晩年をお過ごしになられたお寺だけあって、数々のご愛用のご遺品や、開導聖人が愛でられた中庭を拝見しながら、古都の風情を楽しまれていた。

 【義天寺】
 大阪府守口市にある開導聖人御遷化地道場の義天寺では、5ヵ寺院から5台の観光バスと自家用車による184名の団参があり、個人参詣も約100名があった。
 また、団参の合間に新年の総講と寺院立誓式、そして新年を祝う祝杯式も営まれ、寺内参詣もご奉公者を含めて200名もあり、賑やかな元旦となった。