ほんもんぶつりゅうしゅう
2021年03月01日
講尊・小山日誠上人 新春清談【3】御法にお任せしお看経に励んで 祖師のお味方として怠りの魔軍に負けるな
佛立第24世講有・講尊・小山日誠上人には、去る1月30日にご遷化あそばされましたが、ご生前のご意向を頂戴し、新春清談の最終回を、ここに謹んで掲載させていただきます。

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――そう言えば、御講尊は昨年、調子を崩されたとお聞きしていますが…

ガン平癒の大きな ご利益をいただく

御講尊 こんな偉そうな事を言っている私自身も、先日は病気になってちょっと落ちこみました。大分前から体調がはっきりしないことがありまして、朝参詣なども休んでしまうことが度々ありました。
かかっていた病院では、肝臓にガンがありますね、と言われていました。いずれは取らなければガンが育ってしまいます。昨年の秋に大きなお計らいをいただきました。
ガンならば、全国の病院から最後はここに送られてくる、しかし、半年、1年は待たなければ診てはもらえない、といわれる国立のガン研究所の病院にアサガミ株式会社会長の木村知躬さん(この方のお母さんは福島佛立寺のモトを基かれ、当時お若い受持講師であった16世日幹上人とも家族ぐるみで親しくして来られた)。この木村会長の会社の監査役になっておられる方が、ガン研の前会長で、そこからのご紹介をいただきました。ご相談をした翌日、ガン研の先生を訪ねてください、とお知らせをいただいて、10月始めに検査入院。
その結果、肝臓に小さいガンができていますから、早速とってしまいましょうということで、ガンが肝臓の何丁目何番地にあるということまですっかり検査があり、一旦戻って来ました。
早速、11月5日に入院しました。翌6日には、高齢ですから切開して手術はできないので、ラジオ波といって、電波でガンを殺す治療をしてもらいました。右脇腹から太い針を肝臓のガンがある場所まで刺して、その先から電波を出して、ガンそのものを焼き切るというのです。
麻酔がかかっていますから、痛みも感じす、前後1時間半ほどですべて終わり、病室へ戻りました。痛くもカユくもありませんでした。
回復を待って6日間入院しただけで11月10日に退院。本堂の御宝前にお参りして御礼を申し上げることができました。お蔭様で私本人は何の痛みもなく、こうして元気でおります。
私の大したこともできない日頃のご奉公のおかげで、こんなご利益をいただき、復帰させていただくことができました。ありがとうございました。

――最後に、もう1度、宗内のご信者方にメッセージをお願いいたします。

絶対安心の唯一の道を歩もう!

御講尊 世界の佛立教講の皆さん。怠りの魔軍に負けることなくお祖師さまのお味方として、そして御法様にお任せし、とにかくお看経をさせていただき、今こそご利益をいただきましょう。これが自他ともに絶対最大の安心を得られる唯一の道です。

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 このお言葉を、日誠上人のご遺言と頂戴し、怠りの魔軍・コロナに負けず高祖ご降誕800年慶讃ご奉公に励ませていただきましょう。(了)

佛立第24世講有 小山日誠上人
御報恩謝徳