ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年01月01日
お祖師さまのご恩を忘れず菩薩行を 年頭のことば
宗内の皆さん、明けましておめでとうございます。新たな年をともにお迎えできたことを慶ばしく思います。
新年にあたり、本山御宝前においてご一同のご奉公成就と世界の平和、人々の安穏、そして自然災害により被災した各地の早期復興をご祈願させていただきました。
昨年は自然災害が各地で多発し、日本という国が天災の多い地であることを改めて感じました。各地の復興も徐々には進んでおりますが、そのような中でも宗内の教講には度重なる支援活動にご協力いただき、心から随喜感謝申し上げるとともに犠牲者のご冥福を祈り、被災された方々には改めてお見舞いを申しあげ、一日も早い復旧復興を祈念する次第です。
しかし、そんな中でも昨年は、第6回「青少年の一座」が開催されました。今回の一座は一つの場所に佛立青少年が集うのではなく、各支庁・布教区にて奉修され、佛立青少年による独自の法要・オリジナルな「青少年の一座」が開催され、その中で若い教務や佛立青少年の個性を生かしたご奉公の場ができたことは喜ばしいことです。
未来の本門佛立宗を担う青少年の御題目口唱の音声が世に響き渡り「佛立宗・若き佛立菩薩ここにあり」と下種結縁・法灯相続の促進がなされたことと存じます。このように時はちょうど、「高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃・つづれ織り運動」の初年度であり、佛立青少年の勢いで幸先のよいスタートを切ったと思われます。
また、昨年の10月より小西宗務総長の新内局が発足し「高祖ご降誕800年慶讃」の新たな方針、方策も展開されてまいります。
どうか、2年度目のご奉公もこの勢いで加速展開し、本年もご奉公に励まれる教講がご利益の花を咲かせ、悦びの声が宗内に高まっていくことを期待しています。
お祖師さま・日蓮聖人がこの世にお出ましになられたからこそ、お互いはみ仏の悟りの法である、御題目を唱え弘めることができるのです。
この結構なご信心にお出値いさせていただいた果報とお祖師さまのご恩を片時も忘れずこの一年、菩薩行に励まれんことを期待します。
御教歌
思へ人祖師御出世のなかりせば
        御題目は誰が手よりきく

平成31年 元旦
本門佛立宗
第26世講有 日良 御印