ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年10月01日
日智上人より23世住職・永江日盡師へ。住職継承式を厳かに執り行う
去る8月29日、乗泉寺の住職継承式が、御講尊・小山日誠上人ご唱導のもと執行された。
 一座法要お看経・宗歌斉唱のち、鴨志田正憲寺務局長は「川口日智上人には3期12年の長きに亘りご教導を賜り、誠にありがとうございました。この度、佐原・妙益寺ご高職・永江日盡導師が推挙されました。明日は、日晨上人の御33回忌をお迎えする勝縁に当たります。新しいご住職の下、信心堅固に教講異体同心でご奉公させていただくことを、お誓い申し上げます」と式辞を述べられた。

 先住・川口日智上人は「12年間の長きに亘り住職としてご奉公させていただけましたことは、乗泉寺教講と門末信廣会各位の絶大なるご協力によるものと御礼を申し上げます。乗泉寺及び門末信廣会のますますの隆昌発展と、新ご住職のご健勝を祈念させていただきます」と退任の辞を述べられた後、信寿会(役務引退の長寿信徒の会)足立みち子姉より花束を、信和会(門末住職婦人の会)と水魚会(乗泉寺教務婦人の会)から記念品をお受け取りになり、教務部代表・深澤日奥師より記念出版『信慈録』が謹呈された。
 新住職・永江日盡師は御講尊・小山日誠上人より住職辞令伝達を受けられ「責任の重大さに身の引き締まる思いで一杯です。もとより信心未熟、不徳浅学の身、その器ではございませんが、かくなる上は粉骨砕身、不自惜身命の気概をもって、当山中興開基日歓上人、恩師日晨上人、日慶上人、日智上人と継承されてまいりました乗泉寺の法燈を相続してまいります。信心改良を専一に、御宝前へのお給仕と御題目口唱に怠りなく精進させていただくことをお誓い申し上げます」と就任挨拶を述べられ、婦人会・新井美絵子姉より記念品をお受け取りになった。

 続いて、宗務総長・木村日覚師、信廣会会長・窪田日求上人、乗泉寺信徒代表・評議員議長・新谷(しんや)亮介氏より、それぞれ祝辞が述べられた。
 御講尊・小山日誠上人は「まだ70前の脂ののりきった御導師が大乗泉寺の教講をぐんぐん引っ張って、より一層のご弘通発展をなさるお姿を隣から頼もしく見守ってまいりたいと思います。乗泉寺・妙益寺ともに日盡上人が益々ご指導くださって発展されますことをお祈り致します」とお述べになり「当宗は題目宗ぞ本門の 肝心宗ぞ下種の砌ぞ」の御教歌で御法門をお説きくだされた。