ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年11月01日
婦人会口唱会を盛大に開催 講話で亀井ワールドに包まれる
去る8月26日、麻布・光隆寺を会場に東京中央布教区婦人会口唱会が開催されました。管内11ヵ寺、その他、乗泉寺からの参詣者も加わり教講合計132名が参集し、午後1時から3時まで華やかに本堂を彩りました。
 猛暑続きの8月でしたが、当日は好天のお計らいをいただき、猛烈な暑さを避けることができました。また、開催寺院の光隆寺様には、大型扇風機や麦茶の冷水器等を用意していただくなど、行き届いた熱中症対策をしていただきました。
そのお陰で大変涼しい本堂にて、小川彰孝布教区婦人会指導講師ご唱導のもと一同、心を合わせ口唱行に励みました。引続き、光隆寺御住職・亀井日魁御導師による御講話をいただきました。
「さきの世につとめし力つきはてゝ のち世を思ふ貯もなし」との御教歌で、将来の事を思い、それを目指して信心をする気のない人は、未来を思う果報が尽きてしまった証拠。口唱に励み御法門を聴聞して、将来を思う心を回復せよ、と佛立第15世日晨上人による大意を礎(もと)にお説きくだされました。
将来を思う果報とは、人間のみに与えられた能力である想像力を磨き、自分の家族やお寺の将来を「ああなりたい、こうしたい」と思う心を高めて信行の実践に励むことであり、それが今、私達に求められている課題だとお教えくださいました。 
さらには「ゆけるだけゆけとてすすむ信行に ゆかれぬ様にならぬ御利益」との御教歌で、チャンスを捉えては、諦めることなくご奉公させていただくことが大事、との力強いお言葉に圧倒されました。
 時に、NHK人気番組『チコちゃんに叱られる』から、巣の卵を温める親鳥や燕の親鳥が巣のひな鳥に餌を運ぶシーンの映像を通し、親の愛情と捉えるのは人間の思い込みであることや、JT生命誌研究館館長・中村桂子氏の「人間の生物として特に秀れている点は想像ができること」。
やはりNHKの人気番組『ためしてガッテン!』から「立つ」ことは老化防止の一面があること等、身近な話題を引用され、真摯な中にもユーモラスな笑顔が印象的な亀井御導師ワールドに包まれて口唱会は無事終了となりました。
最後に会場寺院、光隆寺さんの行き届いた「おもてなし」に感謝致します。
ありがとうございました。 (布教区婦人会連絡会書記・信泉寺・出浦保子記)