2019年04月01日

海外弘通だより~佛立アンバサダー 海外で活躍する人材が全国へ巡回助行 第1回はコレイア日友師とディリーパ良潤師

高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃ご奉公の円成に向けて、宗務本庁弘通局海外部ではご弘通の突破口となるようなプランを立案いたしました。その名も「佛立アンバサダー」と申します。
ご存じのとおり本門佛立宗には海外に9つの教区があります。ブラジル教区、韓国教区、台湾教区、米国教区、オーストラリア教区、スリランカ教区、イタリア教区、フィリピン教区、インド教区、さらに、現在は釈尊がお生まれになられたネパールにもご弘通の拠点ができています。
宗門の海外弘通の歴史は100年を超え、その実績は日蓮門下の中でも有数のものです。事実、ブラジルには11もの寺院があり、アジアから米国、欧州、オセアニアまでその教線は広がっています。宗門が築いてきた海外の弘通基盤や人材は、私たちが思う以上に素晴らしい価値を持っているはずです。
宗門の海外弘通は主に3つの時代に分類できます。1つ目は「移民、移住による海外弘通」です。これは明治後期から昭和30年代まで移民政策とともにご弘通が行われたブラジル教区、また日本の東アジア進出にともなってご弘通が行われた韓国教区、台湾教区がこれにあたります。
2つ目は「国際化による海外弘通」。これは、戦後日本の高度経済成長にともなって多くのビジネスマン、商社マンが海外に駐在するようになり、そういった中で日本人のグループができていった地域。教区としては米国教区、オーストラリア教区がこれに当たります。
3つ目は「グローバル化による海外弘通」です。これはインターネット、情報革命の恩恵を受けつつ進められた現代のご弘通です。フィリピン教区は少し異なりますが、スリランカ教区やイタリア教区、インド教区、ネパールはもともと日本人のいない、現地の人が直接コンタクトして入信、誕生した地域で、今日現在もスリランカ教区には日本人は一人もいません。それでも日夜に本門佛立宗のご弘通ご奉公が展開されています。
こうして宗門の海外弘通は3つの時代に分けられますが、現在はさらに進化してきました。たとえば、移民によって誕生した教区も日系人の輪を越えて日本人以外の教務や信徒が次々と生まれています。また、近年ではブラジル教講がイタリアやスリランカ、インドに参詣したり、スリランカ教講がブラジル教区やネパールでご奉公したり、相互に交流し、相乗効果を生み出してきているのです。
情報化社会、グローバル化が進む現代は、もはや世界中のどこにご弘通の火がついてもおかしくない時代です。相互に情報交換し、実際に交流し、大きな相乗効果を生み出すことができるはずです。
海外弘通は、日本からの援助、日本からの支援、そして派遣された日本人教務の指導によって先達の方々が築き上げてきたものです。いわば大変な投資をして海外教区は築かれてきました。
これからは海外教区から国内の寺院や教講が果実を得られる時代です。海外教講から日本が刺激を受ける、エネルギーをもらう。世界に広がる佛立信心を目の当たりにすれば、説明するよりも速やかに、結縁者も若い人も、子供も孫も、この御法が尊いこと、佛立信心が普遍性を持っていることを発見、再認識くださるはずです。
海外部はその端緒となるご奉公を「佛立アンバサダー」としてスタートいたしました。「アンバサダー」というのは「使者」「大使」という意味です。宗門の海外教区には日本語も堪能な佛立教務諸師が数多くおられます。そうした海外教区の第一線で活躍する人材を「佛立アンバサダー」として認定し、全国各寺院を巡るご奉公を展開いたします。
今期、第1回の佛立アンバサダーとして認定されたのはブラジル教区のコレイア日友師とスリランカ教区のディリーパ良潤師です。
コレイア御導師は、2010年に日系人以外で初めてブラジルの教区長を務めた方で、まさに宗門の海外弘通を象徴する存在です。流暢な日本語、圧倒的な存在感と親しみやすい人柄は、どんな人の心にも届くご奉公をしてくださいます。
 ディリーパ良潤師は、スリランカをはじめインドやネパールでも活躍し、ご弘通のグローバル化の象徴的存在です。彼も日本語を完璧に話し、読み書きも堪能な素晴らしい御講師です。
このお二人を佛立アンバサダーとして全国へお助行いただきます。本年の来日スケジュールは、コレイア師が5月1日から5月20日、良潤師が7月18日から8月2日、同時期の来日が10月9日~29日です。
この来日期間で全国寺院へのお助行を実施いたします。すでに全国各寺院へお助行希望アンケートを配布し、申し込みを多数いただいております。日数に限りはありますが、できる限り巡回させていただく予定です。
佛立アンバサダーのご奉公はお教化や法灯相続、後継者育成の見えない壁を突き破る機会になることでしょう。本門佛立宗は日本宗教ではなく、世界宗教です。今後とも海外弘通が慶讃ご奉公の起爆剤となるように努めます。