ほんもんぶつりゅうしゅう
2015年01月01日
東京・遠妙寺 日玄上人27回忌を講有巡教により奉修
昨年11月16日、佛立第二十五世講有山内日開上人ご親修のもと『講有巡教・高祖会 日玄上人27回御忌』が盛大に奉修されました。第一座は住職の木村日覚師、第二座は講有上人にご奉修いただきました。

 講有上人のお徳を頂戴し晴天に恵まれ、心地よい日差しのもと自坊教講449名、他寺院教講283名、合わせて732名のお参詣をいただきました。お参詣者が本堂に入りきらないため、講堂に御本尊を奉安し、法要の様子をモニターで中継して大勢で御題目口唱をさせていただきました。

 東京中央布教区には11ヵ寺がございますので講有巡教を頂戴する機会が一巡するには約40年かかります。一寺院にとってみれば実に40年に一度の講有巡教となるわけで、一生の内に二度あるかどうかという大変貴重な機会となります。そこで、この度の講有巡教をお迎えするにあたり、本年度よりお供え教化50戸の誓願を立て、当日まで精一杯のご奉公をさせていただきました。結果として国内外で87戸のお教化が成就し、講有上人に御礼の言上を奉呈させていただくことができました。特にフィリピンでのお教化が芳しく、誓願成就を大きく支えました。

 このフィリピンでのご弘通には不思議な因縁がたくさんございます。平成21年にいただいた講有親教の報告として佛立新聞(平成22年1月号)にも寄稿させていただきましたが、先住日玄上人とのご因縁の深さを感じずにはいられません。この度、27回御忌の一環として、このフィリピンとのご因縁も含む、日玄上人の海外におけるご奉公を中心にまとめたビデオを上映し、また、その内容に加えて体験談集を収録した記念誌を当日お参詣の皆さまに贈呈させていただきました。

 第一座、第二座とも、講有上人の御法門を聴聞させていただくことができました。「あまつ日の もとのめぐみはよろづよの 外までもひかるのりのともしび」との御教歌で、お祖師さま・日蓮聖人の広大無辺のお慈悲にお応えして、疑わず迷わず決定して信心を貫き通すことの大事をお諭しいただきました。

 遠妙寺は現在、平成29年にお迎えする創立百周年に向けてご奉公を展開しております。平成29年は、奇しくも佛立開導日扇聖人ご生誕200年にあたります。このとても大きな節目に向かって、

一、教化の花 350戸
一、正宗徒増加の花 110人
一、役中後継者養成の花 50人
一、オリジナルの花
 1.御講願主一五〇〇人達成(願主増加累計)
 2.創立100周年記念事業建営成就
 3.別院建立、道場建立

を発願させていただきました。

 当日は、11月16日現在の誓願に対するご奉公の進捗状況を次の通り御宝前に報告させていただきました。

一、教化 210戸(フィリピン教区を含む)
一、正宗徒増加 43人
一、役中後継者養成 12人
一、オリジナルの花
1.御講願主 1209人
2.第二期建営ご有志積立 実行中
3.フィリピン共和国に別院建立
  埼玉県飯能市に本持教区道場・茨城県筑西市に本彰教区道場をそれぞれ開設
4.教務員2師増加

 この度、講有巡教を頂戴し、ご弘通への勢いがさらに高まって参りました。3年後の大きな節目に報恩の誠を尽くさせていただけるよう、講有上人のご慈折を胸に異体同心をもって口唱折伏に励んでいきたいと決意を新たにした次第です。