ほんもんぶつりゅうしゅう
2016年09月01日
第11支庁・神戸布教区 一泊二日で夏期学校を開催 —班ごとの勝負で盛り上がる—
去る7月23日から24日、日法寺にて夏期学校を開催した。当日は夏らしい少し汗ばんだ気候だったが、晴天のお計らいを頂戴した。

 開校式では、日法寺御住職・安田日宝師の唱導のもと、お看経をいただき、日法寺の薫化会員による法鼓も打ち響き、活気溢れる御題目をお唱えすることができた。また布教区長・中西清慎師からお言葉をいただき、参加者一同、身の引き締まる思いを持った。

 今回の夏期学校は「子どもたちに残るもの」というテーマで、企画をした。一つは「御教歌かるた」を作成し、子どもたちに一首でも御教歌を覚えてもらい、今後の信行の糧となるように工夫をこらした。もう一つは「御戒壇パズル」を製作し、御道具の名前と配置を子どもたちに覚えてもらうように、遊びの中にご信心を捉えてもらえるように配慮した。

 また参加者を班ごとに分け、子どもたちが意欲的に御教歌と御道具を覚えるように2日目に「勝負」と題して、班ごとに競争心が出るように心がけた。そのネライ通りに1日目の御戒壇パスルを覚える時に子どもたちは真剣に聴き、配置も分からない子がいれば、教えてあげるという光景を見ることができた。

 また、御教歌かるたは自分の気に入った御教歌を一首でも覚えてもらうように、開催者側が準備した用紙に書いてもらって、子どもたちの気を引き入れるように配慮をした。すると、中には短時間で三首以上覚える子が出てきて、子どもたちの柔軟性に驚かされた。

 2日目は、御戒壇パズルでは班ごとの「勝負」をし、御教歌かるたは大将戦(班長)小学校5・6年戦、小学校3・4年戦の個人戦で戦って、その合計の点数が一番高い班を優勝とした。御戒壇パズルは、御道具の名前を覚えるのも、配置を記憶するのも大人の方がビックリするぐらいに全員が覚えていて、どの班も高得点を出した。御教歌かるたは、子どもたちが覚えている御教歌を聞くと、冒頭の句を聴くだけで、かるたを取る子どもたちが続出し、大人たちの「オー」という声が会場内に響きわたった。

 最終的に優勝をしたのは2班だったが、みんな思い思いにこの時間を楽しんだようであった。閉校式を安田御導師唱導のもと、お看経をさせていただき、終了後は優勝した班に表彰状を授与し、今回まで夏期学校を皆勤と精勤をした薫化会員に、それぞれ表彰状を授与した。最後に参加者全員で記念撮影をし、本年度夏期学校を終了した。