2019年11月01日

海外弘通だより~ブラジル編 首都ブラジリアでのご弘通 夢をもって前進を  担当・田所行宗

ありがとうございます。本門佛立宗ブラジル教区ブラジリア親会場担当教務の田所行宗です。
すべてが始まったのはブラジリアの組御講の席でした。ブラジリアには毎年2回の組御講が奉修されていました。当時の教区長・コレイア日友師がブラジリアの担当となられ、私は随行としてお伴させていただくこととなり、定期的なお助行と御講奉修に向かいました。
御講席には沢山のご信者さんがお参詣し、盛大に勤められていましたが、突然あるご信者さんが御法門中に手をあげて御導師に質問しました。「長年、沢山の御導師や御講師が来られましたが、いつ私達の為に御教務さんを与えて下さるのでしょうか」
すぐにコレイア御導師が答えられました。「田所師が今日から皆様の教務です」
その時から私が担当となり大喜びしました。しかし責任とご奉公が増えれば喜びは減ります。毎年2回だったご奉公を6回にして、今度は毎月サンパウロからブラジリアへ行くことになりました時、あるご信者さんから「そんなに来なくてもいいですよ。どっちにしてもお寺ができるわけでもないし、お金がもったいないだけです」と言われました。
それを聞いた私は「それが問題でしたらお布施はいりません。御題目をお唱えさせていただける場所だけ用意いただければ有難いです」と答えました。
2015年、私たち家族がサンパウロからブラジリアへ引っ越してご奉公させていただくようになりました。その年の7月20日、佛立第25世講有日開上人がお出ましくださり、ブラジリア親会場の開場式を奉修いただきました。文句を言っていたあのご信者さんも感動の涙を流し、112名の参詣者に御礼のご挨拶をされました。
しかし、様々な事情で親会場は3回移動しました。ある時は家主がキリスト教だったことから突然「出て行け」と言われたり、ある時は家主の借金が原因で家を取られたりして、大変な事態を何度も乗り越えなければなりませんでした。
そんな時、なぜこんなにもご弘通が難しいのか、家内と泣きながら御宝前の前でお看経させていただきました。御宝前に問いかけました。「なぜですか?もう限界です。何をさせていただけば、できるのですか?」
そうしていると、ある日突然、見たこともない若い夫婦が親会場を訪ねて来ました。向こうから「ありがとうございます。お参りに来ました」と言って入ってきました。その日から夫婦は親会場で最もご奉公するご信者となりました。現在、奥さんのホジ・ルシアーナさんが会長(事務局長)となり、主人のエヂソンさんが会計のご奉公をされています。
私はその有難さを御法さまのお答えと感得させていただいております。
まさに開導聖人の御教歌「ゆけるだけゆけとてすゝむ信行に ゆかれぬ様にならぬ御利益」の通り、もう駄目だと思った時に御宝前にお縋りしてご利益をいただきました。
ご奉公を始めた時、信徒数は約8家族でした。現在、新たに入信した家族を含めて23家族、34名の縁者が所属しています。信じて、諦めず、御法さまにお任せして精進すればご奉公は絶対に成就するものだと感得いたしました。
これからのご奉公に、なお一層精進させていただいて、夢を持って前進して参ります。ありがとうございます。