去る５月５日、本法寺においてファミリーデーを開催した。例年であれば、芦屋・奥池公園にてバーベキューと寺院対抗競技を行っていたが、奥池公園リニューアルにつき会場変更を余儀なくされた。その発覚が開催２か月前だったので、開催そのものが危ぶまれたが、本法寺・速水秀栄御導師より「本法寺を使用したら」と助言をいただいた。日数が迫っていた中、青年会幹事さん、薫化会幹事さんのご協力をいただき、無事開催をさせていただいた。

　当日は晴天のお計らいをいただき、随喜の中で布教区長・中西清慎師の唱導のもと、お看経をいただいた。その後、４月14日に起きた熊本地震の被災状況を青年教務会の方から報告をいただき、今後の支援活動にご理解いただけるように、呼びかけさせていただいた。

　今年は、本法寺の近くにある会下山公園を使用し、オリエンテーリングを企画した。例年であれば、各寺院で参加する行事であったが、今年は各寺院ではなく、各寺院のご信者さんが交流できるように、班を決めて参加していただくように図った。もちろん、お教務さんも班ごとに参加いただいて、ご信者さんとお教務さんの距離を身近にし、親近感を持てるように配慮をした。

　オリエンテーリング中は、皆さん試行錯誤をされて、思い思いのルートを模索しながら和気あいあいとした雰囲気で行なうことができた。また高齢者の方も参加があり、その中でオリエンテーリングを遠慮される方もおられたので、その方々向けに、宗門から出ている「青春のタペストリー」を使用し、和歌を作成していただいた。参加された方から「初めは取り掛かりにくかったけど、いろいろ考えていると意外と乗り込めてあっというまに時間が過ぎて楽しかった」との声をいただいた。

　昼食後、個人戦のクイズ大会を行い、成績が良かった方には景品を準備し、皆さん熱心にクイズ問題をしていただいた。

　最後に、オリエンテーリングの表彰式を行い、１位・２位・３位の班に表彰状と記念品を授与させていただき、その後、参加者全体で記念撮影を行い、布教区長の玄題三唱をもって今年のファミリーデーを終了した。

　急な変更に伴い、参加者が激減するかと思われたが、当日１３１名の参加者をいただいたことは、まことに有難いことと随喜させていただいた。

（鳥越隆鏡 記）