ほんもんぶつりゅうしゅう
2015年04月01日
本山宥清寺 恒例の新春団参—大阪・本成寺へご参詣—
本山宥清寺は、寒参詣を終えた2月始めに、毎年、直系の末寺に新春団参を行っており、今回は2月15日、大阪本成寺(住職・北村日鏡上人)へ引率教務の数野宥泉師はじめ奥順作局長等、教講41名が参詣した。

 本山直系の寺院は、海外を含め40ヶ寺あるが本山に参詣される末寺のご信者は多いものの、本山のご信者が、多くの末寺に参詣する機会がそれほどではなく、交流を図るためにも関西地方の寺院を中心に、団参をされている。

 本成寺は、本山の末寺の中でも古い寺院で、大正元年に大阪に移転する前は、本山から歩いて10分ほど離れた所にあった同じ法華宗の、本寺(妙蓮寺)を同じくする兄弟寺院でもあった。

 本山からの団参一行は、2月15日午前8時半、参詣者41名が観光バスに乗車して出発。途中、大阪市内にあるNHKプラザを見学し、本成寺には11時40分に到着。本堂で無事参着のお看経の後、本成寺副住職の泉恒健師から、本成寺と本山宥清寺との関わりについてお話があり明治時代まで約325年間は、ご近所同士のお寺だと判り、驚きながら聞いておられる方もあった。また江戸時代からお寺の門前に掲げられ、現在も本成寺の門柱の前にある題目碑を興味深く見学される方も多かった。

 団参一行は、一昨年に完成したばかりの会館2階のホールでご供養をいただかれ、会館を見学、本堂と境内で記念撮影の後、次の見学地であるアサヒビール吹田工場に出発、予定通り午後5時には本山に戻られた。